経脈病証で咽喉の症状がみられないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
足の太陽膀胱経脈の循行は、目内眥に起こり、頭頂部、項部、背部の脊柱両側を下降し、下肢後面外側を下り、足小指に至ります。咽喉部を直接通過する循行路を持たないため、経脈病証において咽喉の症状は通常みられません。
選択肢ごとの解説
- 1. 手の陽明大腸経は、その支脈が頬から上歯齦に入り、挟口して人中を挟み、鼻孔に至るため、咽喉の症状(歯痛、咽喉腫痛など)を呈することがあります。
- 2. 手の太陽小腸経は、その循行が肩甲部から頸部を上行し、耳の後ろ、頬骨弓を通り、目尻に至り、さらに支脈が目内眥から咽喉に入り心臓に至るため、咽喉の症状(咽痛、頸部痛など)を呈することがあります。
- 3. 足の陽明胃経は、その循行が顔面を巡り、上歯齦を通り、口を挟み、下顎角を巡って、咽喉に入り、鎖骨上窩に至るため、咽喉の症状(咽喉腫痛、嚥下困難など)を呈することがあります。
- 4. 正解。足の太陽膀胱経の循行は、目内眥に起こり、頭頂部、項部、背部の脊柱両側を下降し、下肢後面外側を下り、足小指に至るため、咽喉部を直接通過する循行路がなく、経脈病証で咽喉の症状は通常みられません。
国試ポイント
十二経脈の循行と主な病証を正確に理解し、咽喉部に関わる経脈を識別する能力が問われる。
混同注意
経脈の循行は複雑であり、特に頭部や顔面を巡る経脈は多いため、各経脈の具体的な走行ルートを混同しやすい。咽喉に関連する経脈を正確に把握することが重要。
次に同じ論点が出たら
経脈病証の問題では、まず問題文が尋ねている具体的な症状(今回は咽喉症状)と、各選択肢の経脈の循行を照らし合わせ、その経脈が症状部位を通過するかどうかで判断する。
覚え方
経脈病証の問題では、まず問題文が尋ねている具体的な症状(今回は咽喉症状)と、各選択肢の経脈の循行を照らし合わせ、その経脈が症状部位を通過するかどうかで判断する。
対になる知識
経脈の循行は複雑であり、特に頭部や顔面を巡る経脈は多いため、各経脈の具体的な走行ルートを混同しやすい。咽喉に関連する経脈を正確に把握することが重要。
関連知識
十二経脈の循行、主治病証、そして奇経八脈の概要も関連知識として重要である。特に、手足の三陽経と三陰経の分類、五臓六腑との関連性を理解する。