抗酸菌感染症について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
非結核性抗酸菌症の多くは、化学療法への反応が結核菌に比べて乏しく、治療期間が長期にわたる、あるいは完全に菌を排除することが困難な場合が多いため、難治性であるとされています。特にマクロライド耐性例では治療がさらに困難になります。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺結核の主な感染経路は、空気感染(飛沫核感染)であり、飛沫感染とは区別される。 正しくは:肺結核の主な感染経路は飛沫核感染(空気感染)である。
- 2. 厚生労働省の統計(結核登録者情報調査年報)によると、2022年の結核新規登録患者数は10,000人以下ではあるものの、6,929人であり、1,000人以下ではない。 正しくは:我が国の2022年の結核新規発症患者数は約7,000人である。
- 3. 非結核性抗酸菌症は、環境中の抗酸菌(土壌、水など)に接触することで感染するため、原則として人から人へは感染しない。 正しくは:非結核性抗酸菌は原則として人から人に感染しない。
- 4. 正解。非結核性抗酸菌症は、治療薬の効果が結核に比べて弱く、治療期間が長期にわたり、再燃もしやすいため難治性であるとされている。
国試ポイント
抗酸菌感染症における結核と非結核性抗酸菌症の疫学、感染経路、治療の特徴を理解する。
混同注意
結核と非結核性抗酸菌症の混同。特に感染経路と治療反応性の違い。
次に同じ論点が出たら
抗酸菌感染症に関する問題では、まず「結核菌」か「非結核性抗酸菌」かを区別し、それぞれの特性(感染経路、人から人への伝播の有無、治療反応性、疫学)に注目して判断する。
覚え方
抗酸菌感染症に関する問題では、まず「結核菌」か「非結核性抗酸菌」かを区別し、それぞれの特性(感染経路、人から人への伝播の有無、治療反応性、疫学)に注目して判断する。
対になる知識
結核と非結核性抗酸菌症の混同。特に感染経路と治療反応性の違い。
関連知識
結核の診断(喀痰検査、IGRA)、治療(多剤併用療法)、予防(BCGワクチン)。非結核性抗酸菌症の主要菌種(MAC、M. kansasiiなど)。