ターミナルケアの目的として最も適切なものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
ターミナルケアは、治癒の見込みがない終末期の患者に対して、身体的・精神的な苦痛の緩和を最大限に図り、生活の質(QOL)を維持向上させることを目的とする。
選択肢ごとの解説
- 1. 積極的な安楽死は患者の死期を意図的に早める行為であり、日本国内では認められておらず、ターミナルケアの範疇ではない。
- 2. 正解。ターミナルケアは、治癒の見込みがない終末期の患者に対して、身体的・精神的な苦痛の緩和を最大限に図り、生活の質(QOL)を維持向上させることを目的とする。
- 3. 原疾患の根治はキュア(curative care)の目標であり、すでに治癒の見込みがない終末期を対象とするターミナルケアの目的ではない。
- 4. 延命治療の強行よりも、患者の尊厳を保ち生活の質(QOL)の維持向上を図ることが優先される。
国試ポイント
ターミナルケアの基本理念は「延命よりもQOL(生活の質)の維持向上」と「苦痛の緩和」である点が出題されやすい。
覚え方
終末期(ターミナル)はキュアよりケア(QOL向上)。
対になる知識
医療の目的における対比として、疾患の治癒や根治を目指す「キュア(Cure)」に対し、患者の苦痛を和らげて生活の質(QOL)の維持や向上を目指す「ケア(Care)」があり、ターミナルケアは後者を重視する。
関連知識
緩和ケアは終末期だけでなく、悪性腫瘍などの生命を脅かす疾患の診断早期から医療介入と並行して行われるべきである。また、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を通じて、患者の意思や価値観が尊重される。