前立腺肥大症の初期症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
前立腺肥大症は、前立腺の組織が過形成を起こし、尿道を圧迫することで排尿症状を引き起こします。初期には膀胱刺激症状が出やすく、特に夜間の尿意切迫感や頻尿が特徴的です。これは、肥大した前立腺が膀胱出口を刺激することと、残尿が増えることで膀胱容量が相対的に減少するために生じます。
選択肢ごとの解説
- 1. 血尿は前立腺肥大症の初期症状としては稀であり、むしろ進行期に合併する膀胱結石や感染、あるいは悪性腫瘍など他の疾患が原因である可能性が高い。 正しくは:前立腺肥大症の初期症状は夜間頻尿である。
- 2. 尿失禁は前立腺肥大症の初期症状としては一般的ではない。進行期に、溢流性尿失禁として見られることがあるが、初期症状とは言えない。 正しくは:前立腺肥大症の初期症状は夜間頻尿である。
- 3. 正解。前立腺肥大症の初期には、肥大した前立腺が膀胱頸部を刺激し、また残尿の増加により膀胱容量が相対的に減少するため、膀胱刺激症状として夜間頻尿が出現しやすい。これは前立腺肥大症の代表的な初期症状である。
- 4. 排尿時痛は、前立腺肥大症の初期症状としては一般的ではない。排尿時痛がある場合は、尿路感染症(膀胱炎や前立腺炎)を合併している可能性が高い。 正しくは:前立腺肥大症の初期症状は夜間頻尿である。
国試ポイント
前立腺肥大症の初期症状は膀胱刺激症状(頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感)であり、特に夜間頻尿が代表的である点を覚える。排尿困難などの閉塞症状は進行期に顕著となる。
混同注意
前立腺肥大症の初期症状と進行期症状、または他の泌尿器疾患の症状(例:膀胱炎の排尿時痛、尿路結石の血尿)と混同しやすい。特に、排尿困難や残尿感は進行期症状である。
次に同じ論点が出たら
次に前立腺肥大症の症状について問われた場合は、初期症状が膀胱刺激症状(特に夜間頻尿)であることを確認し、進行期の閉塞症状や合併症による症状(血尿、尿失禁、排尿時痛)と区別して判断する。
覚え方
次に前立腺肥大症の症状について問われた場合は、初期症状が膀胱刺激症状(特に夜間頻尿)であることを確認し、進行期の閉塞症状や合併症による症状(血尿、尿失禁、排尿時痛)と区別して判断する。
対になる知識
前立腺肥大症の初期症状と進行期症状、または他の泌尿器疾患の症状(例:膀胱炎の排尿時痛、尿路結石の血尿)と混同しやすい。特に、排尿困難や残尿感は進行期症状である。
関連知識
前立腺肥大症の検査には、直腸診、PSA検査、尿流量測定、残尿量測定などがある。治療法は薬物療法(α1ブロッカー、5α還元酵素阻害薬)や、手術療法(TUR-Pなど)がある。