大腿内側から鼠径部を上行し、陰器に集まる経筋はどれか。
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正解は4番
解説
足の三陰経筋(足太陰・足少陰・足厥陰)は、いずれも足の指から出発して下肢内側を上行し、大腿内側から鼠径部を経て、最終的に陰器(生殖器)に集まる特徴を持つ。
選択肢ごとの解説
- 1. 手の上肢経筋は上肢から頭面部や胸腹部に至るものであり、下肢や陰器には集まらない。
- 2. 足の三陽経筋は下肢の外側を上行して頭面部に集まる。陰器に集まるのは足の三陰経筋である。
- 3. 足の少陽経筋は足の第4趾から始まり、下肢外側を上行して頭面部に達するものであり、陰器には至らない。
- 4. 正解。足の三陰経筋(足太陰・足少陰・足厥陰)は、いずれも足の指から出発して下肢内側を上行し、大腿内側から鼠径部を経て、最終的に陰器(生殖器)に集まる特徴を持つ。
国試ポイント
十二経筋の終点・集合部(足の三陰経筋は陰器、足の三陽経筋は顔面・頭部)を正確に識別しているかが問われる。
覚え方
三陰は陰器、三陽は頭面へ
対になる知識
足の三陰経筋は下肢内側を上行して陰器に集まるという特徴を持つ。これに対し、足の三陽経筋は下肢外側を上行して頭面部に集まるという特徴がある。足の三陽経筋が頭面部に達して目の周囲や頬を巡るのに対し、足の三陰経筋は下腹部や陰器の周辺で結びつくため、それぞれの走行方向に応じた筋緊張や疼痛の好発部位が異なる。
関連知識
経筋は十二経脈の気が筋肉や関節部に結びついたものであり、体表の運動や関節の屈伸運動を主るが、臓腑とは直接的な連絡を持たない生理的特徴がある。筋肉や腱、靭帯などの運動器系を保護し連動させる役割を担っており、鍼灸臨床においては局所の筋緊張やコリ、運動時痛に対して経筋の走行に沿ったアプローチが極めて有効である。