パーキンソン病におけるホーン・ヤールの重症度分類において、「姿勢反射障害を認めるが日常生活に介助は不要な状態」はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
ホーン・ヤールの重症度分類は、パーキンソン病の進行度を5段階で評価します。ステージⅢは、姿勢反射障害が出現し、歩行やバランスに支障を来すものの、介助なしに日常生活を送れる状態を指します。これは、一側性障害から両側性障害へと進行し、バランス維持が困難になる過渡期に相当します。
選択肢ごとの解説
- 1. ステージⅠは、一側性のみに症状が認められる状態で、姿勢反射障害は通常まだ出現していません。問題文の記述とは異なります。 正しくは:一側性のみに症状を認め、姿勢反射障害はない。
- 2. ステージⅡは、両側性に症状が認められるが、姿勢反射障害はまだ出現していない状態です。問題文の「姿勢反射障害を認める」という記述とは異なります。 正しくは:両側性に症状を認めるが、姿勢反射障害はない。
- 3. 正解。ステージⅢは、姿勢反射障害を認めるが、介助なしで日常生活動作が可能な状態であり、問題文の記述と一致します。
- 4. ステージⅣは、日常生活に介助が必要となる状態です。問題文の「日常生活に介助は不要」という記述とは異なります。 正しくは:重度の障害を認め、介助なしに歩行不能で、日常生活に介助が必要な状態。
国試ポイント
パーキンソン病の重症度分類であるホーン・ヤール分類の各ステージの定義(特に特徴的な症状)を正確に覚えることが重要です。
混同注意
ホーン・ヤール分類とUPDRS(Unified Parkinson's Disease Rating Scale)はどちらもパーキンソン病の評価尺度ですが、前者は簡便な臨床重症度分類であり、後者はより詳細な症状評価尺度である点で区別されます。また、ステージⅢとステージⅣの区別は、日常生活動作における介助の必要性の有無がポイントとなります。
次に同じ論点が出たら
次に同論点が出た場合は、問題文中の「日常生活に介助は不要」という記述に注目し、姿勢反射障害があるが自立している状態がどのステージに該当するかを判断します。
覚え方
次に同論点が出た場合は、問題文中の「日常生活に介助は不要」という記述に注目し、姿勢反射障害があるが自立している状態がどのステージに該当するかを判断します。
対になる知識
ホーン・ヤール分類とUPDRS(Unified Parkinson's Disease Rating Scale)はどちらもパーキンソン病の評価尺度ですが、前者は簡便な臨床重症度分類であり、後者はより詳細な症状評価尺度である点で区別されます。また、ステージⅢとステージⅣの区別は、日常生活動作における介助の必要性の有無がポイントとなります。
関連知識
パーキンソン病の四大症状(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)と、疾患の進行に伴うこれらの症状の変化を関連付けて理解しましょう。また、治療薬であるL-DOPAの作用機序や副作用、脳深部刺激療法(DBS)の適応についても確認しておくと良いでしょう。