1秒率(FEV1/FVC)の著明な低下を特徴とする閉塞性換気障害を示す疾患はどれか。
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正解は1番
解説
気管支喘息は気道の慢性炎症と可逆性の気流制限を特徴とする疾患であり、発作時には気管支平滑筋の収縮や浮腫、粘液分泌によって気道抵抗が著しく増大する。このため、努力肺活量(FVC)に占める1秒間の呼出量(FEV1)の割合である1秒率が著明に低下する閉塞性換気障害の典型的な病態を示し、本問の正答となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。気管支喘息は気道の慢性炎症と可逆性の気流制限を特徴とする疾患であり、発作時には気管支平滑筋の収縮や浮腫、粘液分泌によって気道抵抗が著しく増大する。このため、努力肺活量(FVC)に占める1秒間の呼出量(FEV1)の割合である1秒率が著明に低下する閉塞性換気障害の典型的な病態を示し、本問の正答となる。
- 2. 脊柱側弯症は胸郭の可動性が制限されることにより、肺活量が減少する拘束性換気障害を示すため誤りである。
- 3. サルコイドーシスは両側肺門リンパ節腫脹や肺実質の病変をきたし、主に拘束性換気障害を示すため誤りである。
- 4. 特発性肺線維症は間質性肺炎の代表例であり、肺活量の低下を主徴とする拘束性換気障害を示すため誤りである。
国試ポイント
換気障害の分類(閉塞性 vs 拘束性)と代表疾患の組み合わせは国家試験の定番である。閉塞性=気管支喘息・COPD、拘束性=間質性肺炎・胸郭変形などを確実に押さえる。
覚え方
閉塞性=喘息・COPD(細い気道が閉まる)、拘束性=間質性肺炎(肺が膨らまない)
対になる知識
気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの閉塞性換気障害では、気流制限により1秒率の著明な低下がみられる。これに対して、間質性肺炎や高度肥満症、重症筋無力症などの拘束性換気障害では、肺活量の低下が主たる呼吸機能異常となる。
関連知識
呼吸機能検査(スパイログラム)では、努力性肺活量(FVC)と1秒量(FEV1)を測定し、1秒率(FEV1/FVC)が70%未満である場合に閉塞性換気障害と判定される。