下腿外側コンパートメント症候群の原因筋と、関連する五臓六腑の下合穴の組み合わせで正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
下腿外側コンパートメント症候群の罹患筋は長腓骨筋や短腓骨筋であり、これらは足少陽胆経の走行領域に位置している。五臓六腑の下合穴において、足少陽胆経に属し胆の気が集まる下合穴は陽陵泉であり、総じて「胆の下合穴」がこの病態に関連する治療穴および経穴分類として適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. 三焦の下合穴は委陽であり、足太陽膀胱経に属する。三焦は下肢外側のコンパートメント症候群の原因筋とは直接的に結びつかない。
- 2. 小腸の下合穴は下巨虚であり、足陽明胃経に属する。下合穴の選穴部位は下腿であるが、小腸経および小腸の病変は下腿外側の筋群とは直接対応しない。
- 3. 正解。下腿外側コンパートメント症候群の罹患筋は長腓骨筋や短腓骨筋であり、これらは足少陽胆経の走行領域に位置している。五臓六腑の下合穴において、足少陽胆経に属し胆の気が集まる下合穴は陽陵泉であり、総じて「胆の下合穴」がこの病態に関連する治療穴および経穴分類として適切である。
- 4. 大腸の下合穴は上巨虚であり、足陽明胃経に属する。上巨虚は下腿に位置するが、大腸の病変が下腿外側コンパートメント症候群の原因筋と直接関連するわけではない。
国試ポイント
下腿のコンパートメント症候群(前・外側・深後方・浅後方)の罹患筋がどの経絡に属するか、および対応する下合穴(六腑の気が集まる下肢の経穴)の組み合わせを問う。
覚え方
六腑の下合穴のロケ:胃=足三里、大腸=上巨虚、小腸=下巨虚、膀胱=委中、三焦=委陽、胆=陽陵泉
対になる知識
下腿前区画(前脛骨筋など=胃経)の下合穴は足三里(胃)、下腿外側区画(長短腓骨筋=胆経)の下合穴は陽陵泉(胆)、下腿後区画(腓腹筋等=膀胱経)の下合穴は委中(膀胱)。
関連知識
下合穴は『霊枢』邪客篇に由来し、六腑の病変を治療する際に下肢に取穴される6つの経穴である。足三里は胃の下合穴、上巨虚は大腸の下合穴、下巨虚は小腸の下合穴、委陽は三焦の下合穴、委中は膀胱の下合穴、陽陵泉は胆の下合穴としてそれぞれ対応しており、臨床での臓腑疾患治療において極めて重要な役割を持つ。