裏実熱と裏虚熱が同時にみられるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
心腎不交は、水火既済の失調により心火が亢進し、腎陰が不足して虚熱が生じる状態です。この病態では、心火亢進による裏実熱と、腎陰不足による裏虚熱が同時に現れるため、問題文の条件に合致します。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝火犯肺は、肝火上炎により肺の宣発粛降が失調する病態で、主に裏実熱を呈します。裏虚熱は伴いません。 正しくは:肝火犯肺は裏実熱を主とする病態であり、裏虚熱は伴わない。
- 2. 心肝火旺は、心火と肝火がともに亢進する病態で、主に裏実熱を呈します。虚熱は伴いません。 正しくは:心肝火旺は裏実熱を主とする病態であり、裏虚熱は伴わない。
- 3. 正解。心腎不交は、腎陰不足による水不制火のため、心火が亢進し(裏実熱)、腎陰虚による虚熱(裏虚熱)が生じる病態です。したがって、裏実熱と裏虚熱が同時にみられます。
- 4. 脾胃湿熱は、脾胃に湿熱が鬱滞する病態で、主に裏実熱を呈します。虚熱は伴いません。 正しくは:脾胃湿熱は裏実熱を主とする病態であり、裏虚熱は伴わない。
国試ポイント
臓腑間の病理的関連、特に水火既済の概念と、実熱・虚熱の鑑別診断を理解することが重要です。
混同注意
心腎不交は「心火亢進(実熱)」と「腎陰不足(虚熱)」が同時に起こる病態であるため、他の実熱単独や虚熱単独の病態と混同しやすいです。特に、単なる心火亢進や腎陰虚とは区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
「裏実熱と裏虚熱が同時にみられる」という記述があれば、心火亢進と腎陰虚を主徴とする心腎不交を第一に疑い、各臓腑の病態が実熱と虚熱どちらに属するかを判断します。
覚え方
「裏実熱と裏虚熱が同時にみられる」という記述があれば、心火亢進と腎陰虚を主徴とする心腎不交を第一に疑い、各臓腑の病態が実熱と虚熱どちらに属するかを判断します。
対になる知識
心腎不交は「心火亢進(実熱)」と「腎陰不足(虚熱)」が同時に起こる病態であるため、他の実熱単独や虚熱単独の病態と混同しやすいです。特に、単なる心火亢進や腎陰虚とは区別が必要です。
関連知識
水火既済(心腎相交)、心陰虚、腎陽虚、肝腎陰虚、心肝火旺の病態と、それぞれに現れる熱の性質(実熱・虚熱)について関連付けて学習すると理解が深まります。