大脳皮質の運動野が位置するのはどれか。
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正解は1番
解説
一次運動野は大脳皮質の前頭葉にあり、中心溝の前方に位置する中心前回に存在する。随意運動の司令塔として、反対側の体の骨格筋の収縮を制御する重要な領域である。大脳皮質の解剖学的局在において、中心溝を挟んで前が運動野(中心前回)、後ろが体性感覚野(中心後回)と位置づけられている。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。一次運動野は大脳皮質の前頭葉にあり、中心溝の前方に位置する中心前回に存在する。随意運動の司令塔として、反対側の体の骨格筋の収縮を制御する重要な領域である。大脳皮質の解剖学的局在において、中心溝を挟んで前が運動野(中心前回)、後ろが体性感覚野(中心後回)と位置づけられている。
- 2. これは聴覚野(横側頭回など)の説明である。本問の運動野は前頭葉の中心前回に位置する。
- 3. これは視覚野の説明であり、大脳皮質の後頭葉に位置する鳥距溝周囲皮質がこれに該当する。本問で問われている運動野は前頭葉の中心前回に位置する部位であり、後頭葉は視覚情報を処理する機能的な領域として異なる役割を担っている。
- 4. これは体性感覚野の説明である。本問の運動野は中心溝の前方である中心前回に位置する。
国試ポイント
中心前回(運動野)と中心後回(体性感覚野)の位置関係は、国家試験で非常に頻出の基本事項である。中心溝を境界として、前が運動・後ろが感覚と必ずセットで覚える。
覚え方
前(ぜん)に動く運動野:中心前回(前=運動、後=感覚の「えん・こう」の対応をイメージ)
対になる知識
大脳皮質の主要な機能野とその位置を対比して覚えることが極めて重要である。一次運動野は前頭葉の中心前回に位置し、そのすぐ後方の中心溝を挟んだ頭頂葉の中心後回には一次体性感覚野が位置する。また、側頭葉の上部には聴覚野(横側頭回)が、後頭葉の極には視覚野(鳥距溝周囲)がそれぞれ存在しており、これらは神経学的診察や局所症状を考える上での基礎的な対応関係となる。
関連知識
中心前回に位置する一次運動野には、身体の各部位が上下逆さまに、かつ不釣り合いな大きさで表現される体部位局在(運動ホムンクルス)が描かれる。特に巧緻運動を行う手指や顔面の領域が広く割かれているのが特徴である。また、前頭葉の中心前回は皮質脊髄路(錐体路)の主要な起始部であり、ここからの神経線維が内包を通って脳幹や脊髄へと下行し、反対側の骨格筋の随意運動を調節している。