発熱や咳嗽などの病証に対して用いられる五兪穴はどれか。
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正解は2番
解説
復溜は足少陰腎経の経金穴であり、下腿後内側、太渓の上方2寸に位置する。腎経の経金穴として、肺気の上逆による咳嗽や、陰虚による発熱などの病証に対して広く用いられる重要な経穴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 然谷は足少陰腎経の滎火穴であり、舟状骨粗面の下方に位置する。咽喉痛や消渇などの熱性疾患に用いられるが、本問で問う経金穴(復溜)とは分類が異なる。
- 2. 正解。復溜は足少陰腎経の経金穴であり、下腿後内側、太渓の上方2寸に位置する。腎経の経金穴として、肺気の上逆による咳嗽や、陰虚による発熱などの病証に対して広く用いられる重要な経穴である。
- 3. 陰谷は足少陰腎経の合水穴であり、膝窩の内側に位置する。腎虚腰痛や泌尿器疾患などに用いられるが、発熱や咳嗽を主治とする経金穴ではない。
- 4. 大渓ではなく太渓の誤記であるが、太渓は足少陰腎経の原穴・輸土穴であり、腎虚証全般に用いられるが、本問の主訴である発熱や咳嗽に対する特異的な五兪穴の分類とは異なる。
国試ポイント
足少陰腎経の五兪穴(特に井・栄・輸・経・合)の五行属性とそれぞれの主な適応症、取穴部位の組合せは国家試験で頻出である。
覚え方
腎経の五兪穴:涌泉(井)・然谷(栄)・太渓(輸)・復溜(経)・陰谷(合) (木・火・土・金・水)
対になる知識
足少陰腎経の五兪穴の構成として、井木穴に涌泉、栄火穴に然谷、輸土穴に太渓、経金穴に復溜、合水穴に陰谷がそれぞれ配当されている。腎経においても、他の陰経と同様に足先から膝に向かって木・火・土・金・水の順序で五行穴が並んでいる。
関連知識
五行説において「金」に属する経金穴は、肺や大腸などの呼吸器系や咽喉に関連する病証、特に咳嗽、喘息、咽喉痛などの症状に対して選穴されることが多い。復溜は腎経の経金穴でありながら、水分代謝の調節や浮腫の治療にも広く用いられる。