うつ病の患者でみられる、自身を過剰に責めたり過去の罪を悔やんだりする妄想はどれか。
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正解は2番
解説
罪責妄想は、自身が重大な罪を犯したと思い込み、過剰に自分を責める妄想である。精神病性うつ病の患者によく見られる代表的な妄想の一つである。
選択肢ごとの解説
- 1. 誇大妄想は、自分が非常に偉大である、あるいは特別な能力や財産を持っていると確信する妄想であり、躁病や統合失調症でみられる。
- 2. 正解。罪責妄想は、自身が重大な罪を犯したと思い込み、過剰に自分を責める妄想である。精神病性うつ病の患者によく見られる代表的な妄想の一つである。
- 3. 被蓋妄想という一般的な精神医学的用語の分類ではなく、他者に危害を加えられていると思い込むのは被害妄想である。
- 4. 関係妄想は、周囲の出来事や他人の行動が自分に関連していると思い込む妄想であり、統合失調症の初期などでよく見られる。
国試ポイント
うつ病の三大妄想(罪責妄想・貧困妄想・疾病妄想)の名称と特徴の組み合わせが問われる。
覚え方
うつ病の三大妄想 = 「罪(罪責)・貧(貧困)・病(疾病)」
対になる知識
うつ病で見られるうつ病の三大妄想(罪責妄想・貧困妄想・疾病妄想)に対し、躁病エピソードで見られる気分高揚に伴う妄想としては、自らの能力や財産、権力を過大に信じ込む誇大妄想が挙げられる。それぞれの気分障害の極性に応じた精神症状の特徴を対比して整理することが重要である。
関連知識
うつ病は精神科領域の代表的な気分障害であり、持続的な抑うつ気分、興味や喜びの喪失、意欲低下などを主症状とする。重症例では精神病症状を伴うことがあり、中でも自身を過剰に責めて過去の些細な過ちを悔やみ続ける罪責妄想は、患者の自責感を強め自殺リスクを高めるため臨床上重要な徴候である。