肌肉がしびれてだるさがみられる病証に対し、五刺を用いて治療するときの刺法として最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肌肉がしびれてだるさがみられる病証は、『霊枢』官針篇に記載される五刺の一つである分刺の適応症です。分刺は「分肉之間を刺し、鶏の足の如し」とされ、筋肉のしびれやだるさといった気血の鬱滞による症状に対し、筋肉の間隙に刺入して気血の巡りを改善する効果があります。
選択肢ごとの解説
- 1. これは半刺の特徴であり、皮膚の陽邪に対して極めて浅く刺す方法です。筋肉のしびれやだるさには適しません。 正しくは:皮膚の浅い部分の熱邪に対して極めて浅くすばやく刺し、すばやく抜くのが半刺。
- 2. これは関刺の特徴であり、関節部の筋に深く刺して寒湿の邪を除く方法です。筋肉のしびれやだるさとは適応が異なります。 正しくは:関節部の寒湿による痛みに対して関節部の筋に深く刺すのが関刺。
- 3. 正解。分刺の刺法は「分肉之間を刺し、鶏の足の如し」とあり、筋肉のしびれやだるさといった気血の鬱滞による病証に適応します。
- 4. これは輸刺の特徴であり、骨深くに達する寒湿の邪に対して骨に至るまで深く刺し、真っすぐに抜く方法です。筋肉のしびれやだるさとは適応が異なります。 正しくは:骨深部の寒邪による痛みに対して骨に至るまで深く刺し、真っすぐに抜くのが輸刺。
国試ポイント
五刺の種類、それぞれの刺法の特徴、適応病証を正確に覚えること。特に分刺は筋肉のしびれやだるさに用いる刺法として重要です。
混同注意
五刺の各刺法(半刺、豹文刺、関刺、合谷刺、輸刺、短刺、報刺など)とその適応病証・刺法を混同しやすい。特に、刺入の深さや速さ、目的によって細かく分類されているため注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、まず問題文の病証が五刺のどの適応に該当するかを判断し、その上で各刺法の具体的な内容と照合して判断します。
覚え方
同様の問題が出た場合、まず問題文の病証が五刺のどの適応に該当するかを判断し、その上で各刺法の具体的な内容と照合して判断します。
対になる知識
五刺の各刺法(半刺、豹文刺、関刺、合谷刺、輸刺、短刺、報刺など)とその適応病証・刺法を混同しやすい。特に、刺入の深さや速さ、目的によって細かく分類されているため注意が必要です。
関連知識
五刺は『霊枢』官針篇に記載される九針の使い分けの一つであり、病の部位や性質に応じた具体的な刺法を示しています。他の五刺(半刺、豹文刺、輸刺、合谷刺など)についても、それぞれの刺法と適応症を関連付けて理解することが重要です。