レビー小体型認知症で最も特徴的にみられる中核症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
レビー小体型認知症では、鮮明で現実味のある幻視(人物や小動物などが見える)が初期から特徴的な中核症状として現れる。認知機能の変動やパーキンソニズムとともに診断の手がかりとなる。
選択肢ごとの解説
- 1. 失語は言語野の障害などにより生じる症状であり、アルツハイマー型認知症の進行期や脳血管性認知症などでみられることがある。
- 2. 正解。レビー小体型認知症では、鮮明で現実味のある幻視(人物や小動物などが見える)が初期から特徴的な中核症状として現れる。認知機能の変動やパーキンソニズムとともに診断の手がかりとなる。
- 3. 感情失禁(些細なことで泣いたり笑ったりする情緒不安定)は、脳血管性認知症などの血管障害で特徴的にみられる症状である。
- 4. 物盗られ妄想はアルツハイマー型認知症などの周辺症状(BPSD)としてよくみられるものであり、レビー小体型認知症の最も特徴的な中核症状ではない。
国試ポイント
認知症のタイプごとの症状の組み合わせ問題。「レビー小体型=幻視・パーキンソニズム・認知機能変動」を即答できるようにする。
覚え方
レビー小体型といえば「ハッキリ見える幻視」と覚える。
対になる知識
レビー小体型認知症では幻視やパーキンソニズムが特徴的である。これに対し、アルツハイマー型認知症では近時記憶障害や物盗られ妄想が目立ち、脳血管性認知症では感情失禁やまだら認知症といった神経学的所見がみられるという鑑別上の特徴がある。
関連知識
レビー小体は脳の神経細胞内に異常タンパク質であるα-シヌクレインが蓄積した凝集体であり、パーキンソン病の病理変化と共通性を持つ。そのため、認知機能障害に加えて歩行障害や振戦などの錐体外路症状を合併しやすい。