心臓の解剖学的構造に関する記述として正しいものはどれか。
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正解は4番
解説
洞房結節は右心房の上大静脈開口部の下端近くに位置し、心臓の拍動のリズムを生み出す自然のペースメーカーとして機能する。刺激伝導系の起点である。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺動脈と大動脈の起始の混同。肺動脈は右心室から起始し、左心室から起始するのは大動脈であるため誤り。
- 2. 右房室弁と左房室弁の構造の混同。右房室弁は三尖弁であり、二尖弁(僧帽弁)は左房室弁であるため誤り。
- 3. 心臓は前縦隔ではなく中縦隔に位置する。前縦隔は胸骨と心膜の間隙を指すため、本問の記載は誤り。
- 4. 正解。洞房結節は右心房の上大静脈開口部の下端近くに位置し、心臓の拍動のリズムを生み出す自然のペースメーカーとして機能する。刺激伝導系の起点である。
国試ポイント
刺激伝導系(洞房結節・房室結節)の位置や、心臓内の弁(三尖弁・僧帽弁・半月弁)の名称と左右の対応関係が頻出である。
覚え方
洞房結節は上大静脈(上=ジョー=じょう)の近く
対になる知識
心臓の刺激伝導系において、拍動のペースメーカーである洞房結節は右心房の上大静脈開口部付近に位置する。これに対し、房室結節は右心房の下方、冠状静脈洞開口部の前方に位置しており、それぞれの正確な位置関係を対比して覚える。
関連知識
心臓は胸腔の中央部に位置する中縦隔の臓器であり、二層の心膜に包まれている。刺激伝導系としては洞房結節から房室結節、ヒス束、右脚・左脚を経てプルキンエ繊維に至る電気的興奮の伝播経路を正確に押さえる必要がある。また、弁の構造に関する出題頻度が高く、右房室弁は3つの尖からなる三尖弁、左房室弁は2つの尖からなる僧帽弁(二尖弁)であることを確実に区別して記憶することが求められる。