基本17手技で鍼の刺入深度が最も深くなるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
屋漏術は、鍼尖を刺入後に病所まで到達させ、鍼体を深く刺入したまま一定時間置鍼する刺鍼法である。これに対し、管散術、細指術、鍼尖転移法は比較的浅い刺入深度で行われるか、または刺入深度自体が目的ではないため、基本17手技の中で鍼の刺入深度が最も深くなるのは屋漏術である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。屋漏術は、病所が深部にある場合や、深部の臓器・組織への刺激を目的とする場合に用いられる手技であり、鍼を深く刺入し、その深度を維持して置鍼することが特徴であるため、基本17手技の中で最も刺入深度が深くなる。
- 2. 管散術は、鍼尖を病巣の周囲に散らして刺激を与える手技であり、刺入深度自体は屋漏術ほど深くなく、むしろ一定の深度で鍼を動かすことが主眼であるため、最も深い刺入深度とはいえない。 正しくは:管散術の刺入深度は屋漏術ほど深くなく、鍼尖を散らすことが主な目的である。
- 3. 細指術は、鍼管を用いずに指先で鍼を支持して刺入する手技であり、主に顔面部や手足の末梢部などの浅い部位への刺鍼に用いられることが多く、刺入深度は比較的浅い。 正しくは:細指術は、主に浅い部位への刺鍼に用いられる手技であり、刺入深度は浅い。
- 4. 鍼尖転移法は、刺入した鍼尖を皮下で方向転換させ、複数の部位に刺激を与える手技であり、刺入深度自体は中等度であり、屋漏術のように深く留めることを目的とした手技ではない。 正しくは:鍼尖転移法は、鍼尖を転移させ複数の部位に刺激を与える手技であり、刺入深度は屋漏術ほど深くはない。
国試ポイント
基本17手技それぞれの刺鍼深度、目的、手技の特徴を理解すること。
混同注意
屋漏術と管散術はどちらも深部への刺激を目的とするが、屋漏術は鍼を深く留めるのに対し、管散術は複数の方向に鍼尖を散らす点で異なる。また、屋漏術と打鍼術(またはこれに準ずる深刺)との区別も重要である。
次に同じ論点が出たら
基本17手技の名前と、その具体的な刺鍼深度(浅刺、中刺、深刺のいずれか)および主な目的を照らし合わせて判断する。
覚え方
基本17手技の名前と、その具体的な刺鍼深度(浅刺、中刺、深刺のいずれか)および主な目的を照らし合わせて判断する。
対になる知識
屋漏術と管散術はどちらも深部への刺激を目的とするが、屋漏術は鍼を深く留めるのに対し、管散術は複数の方向に鍼尖を散らす点で異なる。また、屋漏術と打鍼術(またはこれに準ずる深刺)との区別も重要である。
関連知識
基本17手技の分類(補瀉、刺入深度、手技の目的など)。特に、浅刺、中刺、深刺に分類される手技や、特定の疾患に適応される手技について理解を深めること。