鉄欠乏性貧血の食事指導において、吸収されやすいヘム鉄を非常に豊富に含むため積極的な摂取が推奨される食品はどれか。
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正解は3番
解説
レバー(肝臓)は、動物性食品に含まれる吸収率の高いヘム鉄を極めて豊富に含んでおり、鉄欠乏性貧血の改善のための食事療法として最も推奨される食材の一つである。
選択肢ごとの解説
- 1. 白米はエネルギー源としての主食であるが、鉄分の含有量は少なく、鉄欠乏性貧血の改善を目的とした主要な供給源とはならない。
- 2. 緑茶にはタンニンが含まれており、タンニンは鉄と結合して吸収を阻害するため、貧血時には摂取に注意が必要である。
- 3. 正解。レバー(肝臓)は、動物性食品に含まれる吸収率の高いヘム鉄を極めて豊富に含んでおり、鉄欠乏性貧血の改善のための食事療法として最も推奨される食材の一つである。
- 4. 牛乳はカルシウムを豊富に含むが鉄分は少なく、過剰な摂取はかえって鉄の吸収を阻害することがあるため、鉄欠乏性貧血の特効的な補給源ではない。
国試ポイント
鉄欠乏性貧血に対する食事指導として、ヘム鉄(レバーや赤身肉など)の摂取が推奨され、吸収阻害物質(タンニンなど)との関係も問われる。
覚え方
鉄といえば「レバー」!ヘム鉄パワーで貧血予防。
対になる知識
食事性鉄分には動物性食品に含まれるヘム鉄と植物性食品に含まれる非ヘム鉄がある。レバーや赤身肉に豊富に含まれるヘム鉄は、消化管粘膜からそのまま効率よく吸収されるため生物学的利用能が高い。これに対し、野菜や穀類に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低いが、ビタミンCなどの還元物質と同時に摂取することで吸収が促進されるという特性を持っている。
関連知識
鉄欠乏性貧血は、体内の貯蔵鉄であるフェリチンの枯渇と血清鉄の低下により、ヘモグロビン合成が障害されて小球性低色素性貧血を呈する疾患である。食事指導ではヘム鉄の積極的摂取が推奨される一方、緑茶やコーヒーに含まれるタンニン、穀類や豆類に含まれるフィチン酸は鉄と結合して難溶性の塩を形成し、その吸収を著しく阻害するため注意が必要である。