痙直型脳性麻痺児の下肢の変形として特徴的なものはどれか。
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正解は4番
解説
痙直型脳性麻痺では、下肢の伸展筋や内転筋、足関節底屈筋などの筋緊張が亢進する。そのため、足関節の底屈(尖足)や、股関節の内転・内旋、膝関節の屈曲などが特徴的な変形として現れやすい。よって足関節尖足が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. これは足関節背屈位の説明。本問の痙直型脳性麻痺では、下腿三頭筋の著しい緊張亢進により足関節底屈位(尖足)の変形が典型的にみられる。
- 2. 膝関節伸展位ではなく、屈曲位をとりやすい。ハムストリングスの筋緊張亢進が関与する。
- 3. 股関節外転位ではなく、内転・内旋位となることが多い。内転筋群の痙縮によりハサミ脚歩行を呈する。
- 4. 正解。痙直型脳性麻痺では、下肢の伸展筋や内転筋、足関節底屈筋などの筋緊張が亢進する。そのため、足関節の底屈(尖足)や、股関節の内転・内旋、膝関節の屈曲などが特徴的な変形として現れやすい。よって足関節尖足が正しい。
国試ポイント
痙直型脳性麻痺における下肢の筋緊張亢進のパターン(股関節内転・内旋、膝関節屈曲、足関節尖足)は国家試験で頻出である。
覚え方
脳性麻痺(痙直型)の下肢:内・曲・尖(ないきゅうせん:内転・屈曲・尖足)
対になる知識
痙直型脳性麻痺児に見られる下肢特有の姿勢・変形パターン(股関節内転・内旋位、膝関節屈曲位、足関節底屈位による尖足)の対として、正常なアライメントや、弛緩性麻痺等で見られる過伸展・外転位などの他疾患における変形傾向の違いを整理しておく必要がある。
関連知識
脳性麻痺は受胎から生後4週以内に生じた非進行性の脳病変に起因する。全病型のうち錐体路障害に基づく痙直型が約75%と最も高い割合を占め、成長や加齢に伴う筋緊張のアンバランスから下肢に重度な変形や拘縮をきたしやすいため早期からの理学療法が不可欠である。