30歳の女性。デスクワーク中心の生活で強いストレスを感じている。主訴は胸肋部痛、喉のつかえ感、肩こりである。最も適切な東洋医学的病証はどれか。
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正解は2番
解説
ストレスや気の運行の阻滞により、胸肋部痛、喉のつかえ感、肩こりなどの症状を呈する病証は気滞である。特に肝気鬱滞はストレスが主因となり、気の巡りが悪くなることでこれらの特有の症状を引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. 血虚は、血液不足による栄養不良症状(顔色不良、目眩、爪の乾燥など)を主とする病証である。
- 2. 正解。ストレスや気の運行の阻滞により、胸肋部痛、喉のつかえ感、肩こりなどの症状を呈する病証は気滞である。特に肝気鬱滞はストレスが主因となり、気の巡りが悪くなることでこれらの特有の症状を引き起こす。
- 3. 陰虚は、体内の陰液不足による熱症状(口渇、寝汗、頬赤など)を主とする病証である。
- 4. 気虚は、気の不足により、倦怠感、息切れ、声が小さいなどの機能低下症状を呈する病証である。
国試ポイント
ストレスと胸肋部痛・喉のつかえ感(梅核気)というキーワードから気滞(肝気鬱滞)を判断できるかが問われる。
覚え方
気滞=「張る・詰まる・痛みが移動する」(胸肋部痛・喉のつかえ)
対になる知識
気血津液病証における気虚(気の不足)と気滞(気の停滞)、および血虚(血の不足)と瘀血(血の停滞)はそれぞれ対をなす概念であり、本問のストレスによる胸肋部痛や喉のつかえ感は、気が巡らない気滞の典型的な病態である。
関連知識
肝気鬱滞は気滞の代表的な病証であり、精神的ストレスが主な引き金となって発生する。気の巡りが悪くなることで、肝経の循行部位や胸脇部に気の停滞が生じ、胸肋部痛、喉の異物感(梅核気)、肩こりなどの多彩な症状を引き起こす。