内転筋管を通過するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
内転筋管は大腿動脈と大腿静脈、伏在神経が通過するトンネル状の構造です。大腿動脈はこの管を通過した後、膝窩動脈へと名称を変え膝窩に達します。
選択肢ごとの解説
- 1. 膝窩動脈は、大腿動脈が内転筋管を通過し、内転筋腱裂孔を出た後に名称を変えたものです。そのため、膝窩動脈自体が内転筋管を通過するわけではありません。 正しくは:膝窩動脈は大腿動脈が内転筋管を出た後に名称を変えたものである。
- 2. 正解。大腿動脈は、大腿三角の底部から内転筋管に入り、この管を通過して内転筋腱裂孔から膝窩に至ります。したがって、内転筋管を通過します。
- 3. 大腿深動脈は大腿動脈の最も太い枝であり、鼠径靱帯のすぐ下で大腿動脈から分岐します。内転筋管の入り口よりも近位で分岐するため、内転筋管を通過しません。 正しくは:大腿深動脈は大腿動脈から分岐するが、内転筋管は通過しない。
- 4. 閉鎖動脈は内腸骨動脈の枝であり、閉鎖管を通過して大腿の内側に分布します。内転筋管とは経路が全く異なります。 正しくは:閉鎖動脈は閉鎖管を通過し、内転筋管は通過しない。
国試ポイント
内転筋管を通過する主要な血管と神経(大腿動脈、大腿静脈、伏在神経)を覚えることが重要です。また、血管が名称を変える部位も頻出です。
混同注意
大腿動脈と大腿深動脈は起始部が異なること、また膝窩動脈は内転筋管を通過した大腿動脈が名称を変えたものであることを明確に区別して覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
「内転筋管を通過する血管は何か」と問われた場合、大腿動脈が直接的に通過すること、そして膝窩動脈は内転筋管を出た後の名称であることを確認して判断します。
覚え方
「内転筋管を通過する血管は何か」と問われた場合、大腿動脈が直接的に通過すること、そして膝窩動脈は内転筋管を出た後の名称であることを確認して判断します。
対になる知識
大腿動脈と大腿深動脈は起始部が異なること、また膝窩動脈は内転筋管を通過した大腿動脈が名称を変えたものであることを明確に区別して覚える必要があります。
関連知識
内転筋管はハンター管とも呼ばれ、大腿三角の遠位に続く筋間隙です。その出口である内転筋腱裂孔を通過すると大腿動脈は膝窩動脈に移行します。大腿深動脈は大腿動脈から分岐し、大腿の深層に分布します。