腹部の筋について最も適切なのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
鼠径靱帯は、外腹斜筋の停止腱膜の下縁が内側に肥厚して形成される線維性の帯であり、大腿と骨盤の境界をなします。この靱帯は、鼠径管上壁の一部を形成し、腹腔内容物の逸脱を防ぐ重要な構造です。
選択肢ごとの解説
- 1. 内腹斜筋は主に呼気に働く筋であり、特に努力性呼気に寄与します。吸気は横隔膜と外肋間筋が主導します。 正しくは:内腹斜筋は呼気に働く。
- 2. 腹直筋は肋間神経(第7~12胸神経)の枝によって支配されます。腰神経は主に下肢の筋や感覚を支配します。 正しくは:腹直筋は肋間神経で支配される。
- 3. 精巣挙筋は内腹斜筋と腹横筋の一部が精索に沿って下降して形成される筋であり、腹横筋下端の筋束のみが形成するわけではありません。 正しくは:精巣挙筋は内腹斜筋と腹横筋の一部によって形成される。
- 4. 正解。外腹斜筋の停止腱膜の下縁が肥厚して鼠径靱帯を形成します。これは大腿管や鼠径管の重要な境界となります。
国試ポイント
腹部の筋とその付着、神経支配、作用、および関連する靱帯について覚える。
混同注意
腹部の筋は作用や支配神経、解剖学的構造が似ているため混同しやすい。特に、鼠径管周囲の構造や、腹斜筋と腹横筋の機能的関係を明確に区別することが重要。
次に同じ論点が出たら
腹部の筋に関する問題では、筋の起始・停止、作用、支配神経、そして隣接する構造との関連性を総合的に判断する。
覚え方
腹部の筋に関する問題では、筋の起始・停止、作用、支配神経、そして隣接する構造との関連性を総合的に判断する。
対になる知識
腹部の筋は作用や支配神経、解剖学的構造が似ているため混同しやすい。特に、鼠径管周囲の構造や、腹斜筋と腹横筋の機能的関係を明確に区別することが重要。
関連知識
鼠径管の構成要素(前壁:外腹斜筋腱膜、後壁:腹横筋筋膜・内腹斜筋、上壁:内腹斜筋・腹横筋の下縁、下壁:鼠径靱帯)、精索(男性)や子宮円索(女性)が通ること。