涙腺に分布する節後線維の細胞体があるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
涙腺への副交感神経節後線維の細胞体は翼口蓋神経節にあります。副交感神経節前線維は顔面神経由来で、大錐体神経と深錐体神経が合流した翼突管神経として翼口蓋神経節に入り、ここでシナプスを形成します。翼口蓋神経節から出た節後線維は頬骨神経を介して涙腺に到達し、涙液分泌を促進します。
選択肢ごとの解説
- 1. 耳神経節は舌咽神経(Ⅸ)の節前線維を受け、耳下腺の分泌を支配する副交感神経節後線維の細胞体があります。涙腺の支配とは異なります。 正しくは:耳神経節に分布する節後線維は耳下腺を支配する。
- 2. 顎下神経節は顔面神経(Ⅶ)の枝である鼓索神経の節前線維を受け、顎下腺と舌下腺の分泌を支配する副交感神経節後線維の細胞体があります。涙腺の支配とは異なります。 正しくは:顎下神経節に分布する節後線維は顎下腺と舌下腺を支配する。
- 3. 毛様体神経節は動眼神経(Ⅲ)の節前線維を受け、瞳孔括約筋と毛様体筋を支配する副交感神経節後線維の細胞体があります。涙腺の支配とは異なります。 正しくは:毛様体神経節に分布する節後線維は瞳孔括約筋と毛様体筋を支配する。
- 4. 正解。翼口蓋神経節は顔面神経(Ⅶ)の大錐体神経由来の副交感神経節前線維を受け、涙腺、鼻腔腺、口蓋腺を支配する節後線維の細胞体があります。涙腺の分泌はこの神経節を介しています。
国試ポイント
顔面神経の副交感神経成分の走行(大錐体神経→翼口蓋神経節→涙腺)を理解し、涙腺への神経支配が翼口蓋神経節を介すること。
混同注意
各神経節が支配する臓器と神経線維の種類(節前・節後、交感・副交感)を混同しやすい。特に頭部の副交感神経節は支配臓器と連結する脳神経が複雑。
次に同じ論点が出たら
涙腺の分泌を支配する副交感神経節について問われた場合、顔面神経から分岐する大錐体神経が到達し、シナプスを形成する翼口蓋神経節を選ぶ。
覚え方
涙腺の分泌を支配する副交感神経節について問われた場合、顔面神経から分岐する大錐体神経が到達し、シナプスを形成する翼口蓋神経節を選ぶ。
対になる知識
各神経節が支配する臓器と神経線維の種類(節前・節後、交感・副交感)を混同しやすい。特に頭部の副交感神経節は支配臓器と連結する脳神経が複雑。
関連知識
副交感神経は節前線維が長く、節後線維が短い。頭部の副交感神経節には、毛様体神経節(動眼神経支配、瞳孔括約筋、毛様体筋)、翼口蓋神経節(顔面神経支配、涙腺、鼻腔腺)、顎下神経節(顔面神経支配、顎下腺、舌下腺)、耳神経節(舌咽神経支配、耳下腺)がある。