原因療法として正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
脚気はビタミンB1(チアミン)の欠乏によって引き起こされる疾患であり、ビタミンB1を補充することは、疾患の根本原因を取り除く治療法であるため、原因療法として正しい。ビタミンB1は糖代謝に関与し、その不足は神経系、心血管系に障害を引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。脚気はビタミンB1欠乏が原因であり、ビタミンB1を投与することで根本原因を取り除くため、原因療法である。
- 2. 百日咳の原因は百日咳菌の感染であり、鎮咳薬は咳という症状を緩和する対症療法に過ぎない。原因療法としては抗菌薬の投与が必要である。 正しくは:百日咳に対するエリスロマイシンなどの抗菌薬投与。
- 3. 市中肺炎の原因は細菌やウイルスなどの微生物感染であり、解熱薬は発熱という症状を緩和する対症療法である。原因療法としては抗菌薬や抗ウイルス薬の投与が必要である。 正しくは:市中肺炎に対する抗菌薬(例:β-ラクタム系、マクロライド系)投与。
- 4. 橈骨遠位端骨折の原因は骨の連続性の破綻であり、鎮痛薬は痛みという症状を緩和する対症療法である。原因療法としては骨折の整復固定や手術が必要である。 正しくは:橈骨遠位端骨折に対するギプス固定や手術による整復。
国試ポイント
原因療法と対症療法(支持療法)の違いを理解し、具体的な疾患と治療法の組み合わせを覚えること。
混同注意
原因療法は病気の根本的な原因を除去する治療法であり、対症療法は症状を緩和する治療法である。原因療法は病態の進行を止めたり治癒に導くが、対症療法は症状を抑えるにとどまる。
次に同じ論点が出たら
提示された治療法が、疾患の発生機序や病態生理の根本原因に作用しているか、それとも症状の緩和のみを目的としているかを判断する。
覚え方
提示された治療法が、疾患の発生機序や病態生理の根本原因に作用しているか、それとも症状の緩和のみを目的としているかを判断する。
対になる知識
原因療法は病気の根本的な原因を除去する治療法であり、対症療法は症状を緩和する治療法である。原因療法は病態の進行を止めたり治癒に導くが、対症療法は症状を抑えるにとどまる。
関連知識
特定の栄養素欠乏症に対する補充療法は原因療法となる(例:鉄欠乏性貧血に対する鉄剤投与、悪性貧血に対するビタミンB12投与)。感染症に対する抗菌薬・抗ウイルス薬投与も原因療法である。