パーキンソン病の姿勢症状としてみられる特徴はどれか。
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正解は3番
解説
パーキンソン病では、筋固縮や姿勢反射障害に起因して、体幹の前屈および頭部の前方突出を伴う前傾前屈姿勢が典型的な姿勢症状として現れる。重心が前方に移動するため転倒しやすくなる。
選択肢ごとの解説
- 1. 鶏歩は足関節の背屈障害(下垂足)に起因する歩行異常であり、腓骨神経麻痺などでみられる所見であってパーキンソン病の姿勢症状ではない。
- 2. 失調歩行は小脳病変などでみられる千鳥足状の歩行であり、パーキンソン病の主症状ではない。
- 3. 正解。パーキンソン病では、筋固縮や姿勢反射障害に起因して、体幹の前屈および頭部の前方突出を伴う前傾前屈姿勢が典型的な姿勢症状として現れる。重心が前方に移動するため転倒しやすくなる。
- 4. 反張膝は膝関節が過度に伸展する状態であり、パーキンソン病の典型的な姿勢症状ではない。
国試ポイント
パーキンソン病の四大症状(安静時振戦、筋固縮、無動・寡動、姿勢反射障害)とその結果生じる前傾前屈姿勢・小刻み歩行の結びつきが問われる。
覚え方
パーキンソン=「前屈(ぜんくつ)」して「小刻み」に歩く。
対になる知識
パーキンソン病の姿勢や歩行の症状としては、体幹の前傾や肘・膝の軽度屈曲を示す前傾前屈姿勢、小刻み歩行、すくみ足が特徴的である。これに対し、小脳疾患では協調運動障害による酩酊歩行や失調歩行がみられる。
関連知識
パーキンソン病は中脳黒質のドパミン作動性神経細胞の変性・脱落を病理学的基盤とし、線条体のドパミン枯渇が引き起こされる。治療としてはL-dopa製剤などの薬物療法に加え、運動機能を維持するためのリハビリテーションが重要となる。