アトピー性皮膚炎の治療および管理において重要なのはどれか。
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正解は3番
解説
アトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能が著しく低下しており、外部からのアレルゲン侵入や水分蒸散が亢進している。そのため、治療および管理の基本として、皮膚を清潔に保ち、保湿剤などを用いてバリア機能を補うスキンケアが極めて重要となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 食物アレルギーの関与がある場合でも、明確な根拠のない安易な絶食や極端な食事制限は栄養障害を引き起こすため適切ではない。
- 2. アルコール消毒は皮膚への刺激が強く、かえってバリア機能を損ない炎症を悪化させるため、アトピー性皮膚炎のスキンケアとしては不適切である。
- 3. 正解。アトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能が著しく低下しており、外部からのアレルゲン侵入や水分蒸散が亢進している。そのため、治療および管理の基本として、皮膚を清潔に保ち、保湿剤などを用いてバリア機能を補うスキンケアが極めて重要となる。
- 4. 高熱による加熱は皮膚に過度な熱刺激を与え、かゆみを誘発し症状を悪化させる原因となるため推奨されない。
国試ポイント
アトピー性皮膚炎の治療の三本柱(薬物療法、スキンケア、悪化要因の除去)のうち、スキンケアの目的(バリア機能の補強と保湿)が問われやすい。
覚え方
アトピー治療の基本:ステロイド等で「抑える」、スキンケアで「潤す」、悪化因子を「避ける」。
対になる知識
アトピー性皮膚炎の好発部位は年齢によって異なり、乳児期には顔面や頭部、体幹の伸側に湿疹がみられ、幼児期から学童期・成人期にかけては四肢の屈側(肘窩や膝窩)や頸部、顔面などに皮疹が好発する傾向がある。
関連知識
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下やI型アレルギー反応(IgE抗体の関与)、遺伝的素因および環境要因が複雑に関与して発症する。増悪と寛解を繰り返す強いかゆみを伴う湿疹が主症状である。