非結核性抗酸菌症の治療上の特徴として正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌によって引き起こされる感染症であり、一般的な抗菌薬や抗結核薬が奏効しにくく、難治性であることが大きな特徴である。治療には複数の薬剤を長期間用いる必要がある。
選択肢ごとの解説
- 1. 結核に対するBCGワクチンは存在するが、非結核性抗酸菌症に対する有効な予防ワクチンは確立されていない。
- 2. 難治性であり単剤の短期間投与では十分な効果が得られないため、通常は複数の薬剤による長期にわたる多剤併用療法が行われる。
- 3. 非結核性抗酸菌は土壌や水などの環境中に広く存在してそこから感染するため、結核と異なり、人から人へ直接感染(空気感染)することは稀である。
- 4. 正解。非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌によって引き起こされる感染症であり、一般的な抗菌薬や抗結核薬が奏効しにくく、難治性であることが大きな特徴である。治療には複数の薬剤を長期間用いる必要がある。
国試ポイント
「人から人に感染するか(非結核性抗酸菌は人-人感染しない)」、「治療が容易か(難治性である)」という点が結核との鑑別としてよく問われる。
覚え方
非結核性=人から感染しない(非=ひとなし)、だが難治性
対になる知識
非結核性抗酸菌症は環境中(土壌や水など)からの感染により生じ、人から人への空気感染はしない。また、通常の抗結核薬が奏効しにくく長期かつ複数の抗菌薬による治療が必要となる難治性の疾患である。
関連知識
原因菌としてはMycobacterium avium complex (MAC) が最も一般的であり、慢性的な咳や喀痰、画像上の空洞形成などを認めることがある。