スポーツ外傷・障害と罹患部位の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
野球肘(外側型)は、投球動作によって肘関節の外側に繰り返される圧縮ストレスや牽引ストレスが加わることで発症します。特に若年期の成長期においては、上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎として現れることが多く、これは上腕骨小頭の血行障害や脆弱性が関与しています。
選択肢ごとの解説
- 1. オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)は、脛骨粗面に膝蓋腱が付着する部位の牽引性骨端症であり、大腿骨外側顆ではありません。 正しくは:オスグッド病は脛骨粗面
- 2. ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、膝蓋腱の付着部である膝蓋骨下端または脛骨粗面の炎症であり、脛骨遠位端ではありません。脛骨遠位端は足関節に近い部位です。 正しくは:ジャンパー膝は膝蓋骨下端または脛骨粗面
- 3. マレット指(槌指)は、指の伸筋腱が末節骨に付着する部分の損傷であり、末節骨の屈曲変形をきたします。中節骨近位端は第二関節にあたり、マレット指の罹患部位ではありません。 正しくは:マレット指は末節骨
- 4. 正解。野球肘の外側型は、主に上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎として知られ、投球動作による肘関節の外側への負荷が原因で生じます。したがって、上腕骨小頭は正しい罹患部位です。
国試ポイント
スポーツ外傷・障害の名称と好発部位、およびその病態生理を正確に理解し、関連付けることが重要です。
混同注意
野球肘には内側型(内側上顆炎など)、外側型(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎など)、後方型(肘頭疲労骨折など)があるため、それぞれの病態と部位を混同しないように区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
スポーツ外傷・障害の問題では、まず疾患名を確認し、その疾患の病態生理から最も好発する解剖学的部位を特定できるかを判断します。
覚え方
スポーツ外傷・障害の問題では、まず疾患名を確認し、その疾患の病態生理から最も好発する解剖学的部位を特定できるかを判断します。
対になる知識
野球肘には内側型(内側上顆炎など)、外側型(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎など)、後方型(肘頭疲労骨折など)があるため、それぞれの病態と部位を混同しないように区別が必要です。
関連知識
スポーツ外傷・障害では、使いすぎによるオーバーユース症候群と急性外傷の区別、また成長期に特有の疾患(骨端症など)の理解が求められます。オスグッド病は脛骨粗面、ジャンパー膝は膝蓋腱付着部(膝蓋骨下端)、マレット指は末節骨の伸展機構の損傷であることを関連付けて覚える。