寒証や表証の病証で多くみられる舌苔はどれか。
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正解は4番
解説
白苔は寒証や表証、あるいは湿証などで多くみられる代表的な舌苔の色である。正常な生理的状態でも薄い白苔が観察されるが、病理的には表証や寒証の手がかりとなる。
選択肢ごとの解説
- 1. 灰苔は、白苔が変化したものや、里熱の重い証候などでみられ、黒苔の前段階や類似の病態として現れる。
- 2. 黒苔は、熱証の極み(熱極)あるいは寒証の極み(寒極)といった重篤な病証でみられる。
- 3. 黄苔は熱証、湿熱証、あるいは食滞などでみられることが多い。本問の寒証や表証でみられるのは白苔である。
- 4. 正解。白苔は寒証や表証、あるいは湿証などで多くみられる代表的な舌苔の色である。正常な生理的状態でも薄い白苔が観察されるが、病理的には表証や寒証の手がかりとなる。
国試ポイント
舌診における舌苔の色と寒熱・表裏の関係を問う問題が多い。白苔=表証・寒証、黄苔=里証・熱証の基本原則を抑えること。
覚え方
白は表・寒、黄は裏・熱。
対になる知識
白苔は表証、寒証、湿証でみられることが多い。これに対し、黄苔は里証、熱証、食滞などでみられ、黒苔や灰苔は極度の寒熱や重症の病態を示すため、それぞれの臨床的意義を区別する。
関連知識
舌診では舌体そのものを観察する「舌質」と、舌面に付着する苔を観察する「舌苔」を分けて評価する。白苔は表証や寒証にみられ、これが黄色(黄苔)に変化すれば表から裏へ、寒から熱への転化を意味する。さらに黒苔や灰苔は裏熱の極みや寒湿の極度な停滞を示唆する。舌苔の厚薄は病邪の浅深を、潤燥は津液の盛衰を反映するため、八綱分類と結びつけて総合的に病態を把握することが臨床上不可欠である。