大心臓静脈について正しい記述はどれか。
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正解は3番
解説
大心臓静脈は、左冠状動脈の領域(心臓の前面および左側面など)の静脈血を集め、心臓の後面にある冠状静脈洞に注ぐ。冠状静脈洞は最終的に右心房に開口する主要な静脈還流路である。
選択肢ごとの解説
- 1. これは誤り。腱索は房室弁(三尖弁、僧帽弁)に付着して乳頭筋とつながっており、半月弁(大動脈弁、肺動脈弁)には付着しない。
- 2. これは誤り。右冠状動脈の主な分布域は右心房、右心室の一部および後室間溝などであり、前面から後面全体の広範な分布を網羅する表現としては不正確、あるいは左冠状動脈との対比で誤りとなる。
- 3. 正解。大心臓静脈は、左冠状動脈の領域(心臓の前面および左側面など)の静脈血を集め、心臓の後面にある冠状静脈洞に注ぐ。冠状静脈洞は最終的に右心房に開口する主要な静脈還流路である。
- 4. これは誤り。心尖は左第5肋間、鎖骨中線内側に位置する。左右が逆になっているため不適当である。
国試ポイント
心臓の静脈還流(大心臓静脈、中心臓静脈、小心臓静脈が冠状静脈洞に注ぎ、右心房へ開口する経路)は国家試験で頻出の解剖学的知識である。
覚え方
大心臓静脈は「前室間溝を上り冠状静脈洞へ」
対になる知識
大心臓静脈は左冠状動脈の分布領域から静脈血を集め、心臓後面の冠状静脈洞を経て右心房へと注ぐ。これに対し、上大静脈および下大静脈は体循環の静脈血を直接右心房に還流させる。
関連知識
心臓を栄養する冠状動脈は上行大動脈の根元から左右に分岐する。また、心尖部は通常、左第5肋間の鎖骨中線内側に位置しており、心尖拍動を体表から触知することができる。