足の厥陰肝経に属し、大腿部内側で薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸に位置する経穴はどれか。
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正解は4番
解説
陰包は足の厥陰肝経に属する経穴である。その位置は、大腿部内側において薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸にあり、下肢内側の筋間を走行する肝経の解剖学的特徴をよく表している。これらの筋間の位置関係は下肢の取穴において非常に重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 伏兎は足の陽明胃経の経穴で、大腿前外側、大腿直筋の外側、膝蓋骨底の上方6寸に位置する。上方4寸ではない。
- 2. 血海は足の太陰脾経の経穴で、大腿内側広筋隆起部、膝蓋骨底の上方2寸に位置する。上方4寸ではない。
- 3. 梁丘は足の陽明胃経の経穴で、外側ではなく大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱の間、膝蓋骨底の上方2寸に位置する。
- 4. 正解。陰包は足の厥陰肝経に属する経穴である。その位置は、大腿部内側において薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸にあり、下肢内側の筋間を走行する肝経の解剖学的特徴をよく表している。これらの筋間の位置関係は下肢の取穴において非常に重要である。
国試ポイント
下肢(大腿部)の前面・内側において、膝蓋骨底からの距離(寸数)と所属経絡、筋の隙間(薄筋と縫工筋の間など)を問う問題が出題される。
覚え方
下腿上方への距離:「血海2寸(脾)、陰包4寸(肝)、伏兎6寸(胃)、風市7寸(胆)」と経絡と寸数をセットで覚える。
対になる知識
膝蓋骨底からの距離による下肢の経穴を対比する。血海(脾経・上方2寸)、梁丘(胃経・上方2寸)、陰包(肝経・上方4寸)、伏兎(胃経・上方6寸)、風市(胆経・上方7寸)などがあり、それぞれどの経脈に属し何寸離れているかを対比して覚える。
関連知識
薄筋は股関節の内転・屈曲および膝関節の屈曲・内旋に働き、縫工筋は人体で最も長い筋で股関節の屈曲・外転・外旋、膝関節の屈曲・内旋に働く。これら2筋の間は下腿への移行部の目印となる。