体表を温め、汗孔の開閉を調節し、発汗に関わる気はどれか。
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正解は2番
解説
衛気は、水谷の精微のうち比較的性急で猛烈な気であり、脈外を運行する。その主な生理作用には、体表を温める(温煦)、皮膚や腠理をまもり、汗孔(汗の出入り口)の開閉(開闔)を調節して発汗をコントロールすることが含まれる。
選択肢ごとの解説
- 1. 営気は脈内を運行して全身に栄養を供給する気である。本問の体表の温煦や汗孔の開閉調節を主るのは衛気である。
- 2. 正解。衛気は、水谷の精微のうち比較的性急で猛烈な気であり、脈外を運行する。その主な生理作用には、体表を温める(温煦)、皮膚や腠理をまもり、汗孔(汗の出入り口)の開閉(開闔)を調節して発汗をコントロールすることが含まれる。
- 3. 宗気は胸中に集まり、肺の呼吸や心拍動を調節し、音声や言語、呼吸運動を推動する機能を持つ。
- 4. 原気は生命活動の根本となる気であり、三焦を通じて全身をめぐり、各臓腑の機能活動を促進する。
国試ポイント
気の分類(原気・宗気・営気・衛気)それぞれの生成部位と具体的な生理作用を区別して覚えているかが問われる。特に衛気の「体表の温煦・汗孔の開閉調節」は頻出である。
覚え方
外を守り温めるのが「衛」気。胸に集まり音を出すのが「宗」気。脈の中を栄養するのが「営」気。
対になる知識
原気は生命活動の原動力となる。宗気は胸中に集まり呼吸や心拍を助ける。営気は脈内を巡り栄養を供給する。これに対し衛気は脈外を巡り体表の温煦や汗孔の開閉を調節する。
関連知識
気は人体を構成して生命活動を維持する精微な物質であり、生成源や分布、機能の違いによって衛気・営気・宗気・原気の四つに大きく分類される。衛気は水穀の精微のうち最も悍疾(かんしつ)で清くない部分、すなわち陽気から化生され、脈中に入らず脈外を循行する。その主な生理機能は、体表を温めて防御し、腠理の開閉を調節して外邪の侵入を防ぐこと、および睡眠と覚醒の周期をコントロールすることである。昼間は陽経を巡って体表を衛り、夜間は陰経に入って五臓六腑を巡る特徴を持つ。