細胞分裂の前期において出現する細胞内構造はどれか。
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正解は4番
解説
細胞分裂の前期において、間期までクロマチンとして拡散していた遺伝物質が高度に凝縮し、光学顕微鏡で観察可能な「染色体」として出現する。同時に核膜や核小体は消失する。
選択肢ごとの解説
- 1. 核膜は細胞分裂の前期に崩壊して一時的に消失し、終期において再び再形成されるため、前期に出現する構造ではない。
- 2. 核小体は細胞分裂の前期に凝縮・消失し、終期に再出現する構造であり、前期に出現するものではない。
- 3. ゴルジ体は前期に出現するものではなく、細胞分裂の際に断片化して娘細胞へ均等に分配される細胞内小器官である。
- 4. 正解。細胞分裂の前期において、間期までクロマチンとして拡散していた遺伝物質が高度に凝縮し、光学顕微鏡で観察可能な「染色体」として出現する。同時に核膜や核小体は消失する。
国試ポイント
細胞分裂各期(前期・中期・後期・終期)における核膜・核小体の消失/再形成と、染色体の出現・移動のイベントを正確に区別して問われる。
覚え方
前期の「前」=染色体が「前(ぜん)面に出現」、核膜・核小体は「前(ぜん)もって消える」
対になる知識
細胞分裂の終期においては、前期に出現した染色体が拡散して元のクロマチンへと戻り、消失していた核膜と核小体が再び形成されて2つの娘核が完成する。これは前期の動態と対をなす現象である。
関連知識
体細胞分裂の過程は前期・前中期・中期・後期・終期の5段階に分かれる。特に中期には染色体が細胞の中央にある赤道面に整列するという特徴があり、細胞周期の理解において基本となる事項である。