足三里穴が属する経穴の分類はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
足三里穴は足の陽明胃経に属する合穴であり、古来より「肚腹は三里に留め」と称されるように、腹部疾患や消化器症状に対する代表的な遠隔治療穴として用いられる。これは特定の身体部位や症状に対する高い治療効果から選穴された四総穴の一つに位置づけられており、本問の正答となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 郄穴は気血が深く集まるところであり、主に急性疾患に対して用いられる。十二経脈の陰郄・陽郄および四個の奇経の郄穴があり、足三里穴は郄穴ではない。
- 2. 原穴は五喩穴の輸穴の先にあたり、原気が留まるところである。十二経脈および陰原・陽原に分類され、足三里穴は足の陽明胃経の合穴であって原穴ではない。
- 3. 正解。足三里穴は足の陽明胃経に属する合穴であり、古来より「肚腹は三里に留め」と称されるように、腹部疾患や消化器症状に対する代表的な遠隔治療穴として用いられる。これは特定の身体部位や症状に対する高い治療効果から選穴された四総穴の一つに位置づけられており、本問の正答となる。
- 4. 絡穴は四肢の肘膝関節よりも遠位にあり、表裏をなす経脈同士を連絡する。十五絡穴が知られており、足三里穴は胃経の合穴であって絡穴ではない。
国試ポイント
足三里の位置(犢鼻下3寸)と、四総穴(肚腹は三里に留まる)の組み合わせは国家試験で頻出である。経穴の部位と代表的な要穴分類・組合せ穴をセットで覚えることが重要。
覚え方
「肚腹(とふく)は三里に留まる」→ 腹部の疾患には足三里を用いる。
対になる知識
四総穴は、金代の医家・馬丹陽が定めた臨床上極めて重要とされる4つの経穴の組合せである。その対応関係は「肚腹三里留(腹部=足三里)」「腰背委中求(腰背部=委中)」「頭項列欠捜(頭項部=列欠)」「面口合谷収(顔面部=合谷)」であり、特定の身体部位の疾患に対する特効穴としてセットで覚える必要がある。
関連知識
足三里は足の陽明胃経の合穴であり、同時に胃の下合穴および四総穴の一つとしても知られている。中風七穴にも含まれるなど多面的な重要性を持つ。下腿前面に位置し、強壮作用や消化器症状の改善に広く用いられるため、国家試験対策としても位置や効能を確実に押さえておくべき代表的な経穴である。