督脈に属し、第2腰椎棘突起下方の陥凹部に位置する経穴はどれか。
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正解は4番
解説
命門は督脈に属し、第2腰椎棘突起下方の陥凹部に位置する。両側の第12肋骨先端を結ぶ水平線と後正中線が交わる高さ(第2腰椎棘突起下縁)に相当し、生命活動の根源である原気を蔵するとされる重要な経穴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 至陽は第7胸椎棘突起下方の陥凹部に位置する。本問の第2腰椎ではなく、胸部背中に位置する。
- 2. 大椎は第7頚椎と第1胸椎棘突起の間の陥凹部に位置する。頚胸移行部にあり、本問の腰部ではない。
- 3. 顖会は頭部にあり、前髪際から上方5寸に位置する。督脈に属するが、頭部と腰部で部位が全く異なる。
- 4. 正解。命門は督脈に属し、第2腰椎棘突起下方の陥凹部に位置する。両側の第12肋骨先端を結ぶ水平線と後正中線が交わる高さ(第2腰椎棘突起下縁)に相当し、生命活動の根源である原気を蔵するとされる重要な経穴である。
国試ポイント
督脈の主要な経穴の骨度法および棘突起下の高さ関係(特に大椎・至陽・命門・腰陽関)は頻出であるため、胸椎・腰椎のレベルを正確に暗記しておくこと。
覚え方
大椎(7頚) ⇄ 至陽(7胸) ⇄ 命門(2腰) ⇄ 腰陽関(4腰)
対になる知識
督脈上の他の腰背部にある経穴として、第1腰椎棘突起下方の懸枢、第4腰椎棘突起下方の腰陽関、第11胸椎棘突起下方の脊中などが挙げられる。これらはすべて後正中線上に位置し、脊柱起立筋群の間にあって、それぞれの椎骨棘突起間の陥凹部に正確に取穴される共通の解剖学的特徴を持つ。
関連知識
命門は「腎間動気」の宿るとされ、生命力の根源や先天の精気が集まる重要な経穴である。全身の陽気の根本をなすため、冷え性や下焦の虚冷、腰痛、生殖器疾患、夜間尿などの治療に多用される。督脈に属しながらも腎と密接に関連している点が臨床上非常に重要である。