胸膜中皮腫と関連するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
胸膜中皮腫は、胸膜に発生する悪性腫瘍であり、その発生にはアスベスト(石綿)への曝露が強く関連している。アスベスト繊維の吸入により、肺胞マクロファージによる除去が困難な繊維が胸膜に到達し、慢性的な炎症と細胞の遺伝子変異を引き起こすことが病態生理として知られている。
選択肢ごとの解説
- 1. 塩蔵食品は、胃がんのリスク因子として知られている。胸膜中皮腫とは直接的な関連はない。 正しくは:胃がん
- 2. 正解。アスベスト(石綿)は、胸膜中皮腫の最も主要な原因物質である。アスベスト繊維の吸入が胸膜細胞に影響を及ぼし、悪性化を促進する。
- 3. アセトアルデヒドはアルコールの代謝産物であり、食道がんや肝がんなど、様々な癌のリスク因子として知られている。胸膜中皮腫とは直接関連しない。 正しくは:食道がん、肝がん
- 4. ジクロロプロパンは、胆管がんの発生リスクを高める物質として知られている。特に印刷業従事者において問題となった。胸膜中皮腫とは関連がない。 正しくは:胆管がん
国試ポイント
胸膜中皮腫の原因がアスベスト曝露であることを覚える。また、他の疾患と原因物質の組み合わせも関連付けて覚える。
混同注意
アスベストは肺がん、石綿肺の原因にもなるが、胸膜中皮腫との関連が最も強いとされている。他の発がん物質と疾患の組み合わせと混同しない。
次に同じ論点が出たら
「胸膜中皮腫」というキーワードがあれば、選択肢中に「アスベスト」があるかを確認する。他の発がん物質が出てきた場合は、それが関連する疾患との組み合わせが正しいかを判断する。
覚え方
「胸膜中皮腫」というキーワードがあれば、選択肢中に「アスベスト」があるかを確認する。他の発がん物質が出てきた場合は、それが関連する疾患との組み合わせが正しいかを判断する。
対になる知識
アスベストは肺がん、石綿肺の原因にもなるが、胸膜中皮腫との関連が最も強いとされている。他の発がん物質と疾患の組み合わせと混同しない。
関連知識
アスベスト関連疾患には、胸膜中皮腫の他に石綿肺(じん肺)、肺がん、びまん性胸膜肥厚などがある。潜伏期間が長く、数十年後に発症することが特徴である。アスベスト規制の歴史的背景や、現在でも問題となっているアスベスト建材についても理解しておく。