患者が「先生、すべてお任せします」と医療提供者に全権を委ね、医療提供者がそれを受け入れる関係性を示す概念はどれか。
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正解は1番
解説
患者が自らの決定権を放棄し、医療者が治療方針や選択の全権を担う構造は、医療従事者が主導権を持つパターナリズム(父権主義)の関係性そのものである。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。患者が自らの決定権を放棄し、医療者が治療方針や選択の全権を担う構造は、医療従事者が主導権を持つパターナリズム(父権主義)の関係性そのものである。
- 2. 協働モデルは、患者と医療者が対等に情報を共有し共に意思決定を行うものである。一方が全権を委ねる関係ではない。
- 3. 契約モデルは、患者と医療者が対等な当事者として契約を結ぶ関係であり、患者が医療者に全権を委ねてお任せする形態とは異なる。
- 4. インフォームド・コンセントは、患者が十分な説明を受けた上で自己の意思に基づいて同意するプロセスであり、すべてを医療者に委ねる関係とは矛盾する。
国試ポイント
実際の患者と医師の会話や状況設定から、それがパターナリズムに該当するのか、自己決定権・インフォームド・コンセントに該当するのかを見極めさせる問題。
覚え方
「すべてお任せ」=お父さん(パター)におんぶにだっこ、でパターナリズムと結びつける。
対になる知識
インフォームド・コンセントは十分な情報提供を受けた上で患者が自らの意思で治療に同意することであり、患者の自己決定権の尊重は患者自身が治療に関して最終的な決定権を持つことを意味する。
関連知識
医療倫理における「自律尊重の原則」は、患者が自ら考え決定する権利を擁護するものであり、「すべてお任せします」という医療者に全権を委ねるパターナリズム的状況からの脱却と、患者参加型の医療の実現を目指すものである。