前斜角筋と中斜角筋の間を通過するものはどれか。
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正解は1番
解説
前斜角筋と中斜角筋の間には斜角筋隙と呼ばれる空間があり、ここを腕神経叢と鎖骨下動脈が通過する。したがって、腕神経叢が前斜角筋と中斜角筋の間を通過するという本選択肢が解剖学的に正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。前斜角筋と中斜角筋の間には斜角筋隙と呼ばれる空間があり、ここを腕神経叢と鎖骨下動脈が通過する。したがって、腕神経叢が前斜角筋と中斜角筋の間を通過するという本選択肢が解剖学的に正しい。
- 2. 総頸動脈は斜角筋群の間を通過せず、頸動脈鞘の中を通って頭頸部へ血液を供給する太い血管であるため本選択肢は誤りである。
- 3. 鎖骨下静脈は斜角筋隙の中を通らず、前斜角筋の前方を通過して鎖骨の裏側へ入るため本選択肢は誤りである。
- 4. 横隔神経は前斜角筋と中斜角筋の間ではなく、前斜角筋の前方を上から下へ斜めに横切るように走行するため本選択肢は誤りである。
国試ポイント
斜角筋隙を通る構造物(腕神経叢・鎖骨下動脈)と、前斜角筋の前方を通る構造物(鎖骨下静脈・横隔神経)の区別が頻出する。
覚え方
動脈・神経は「間(斜角筋隙)」、静脈・横隔膜(神経)は「前」
対になる知識
前斜角筋と中斜角筋の間隙(斜角筋隙)を腕神経叢と鎖骨下動脈が通過する。これに対し、前斜角筋の前方を横切るように通過するのは鎖骨下静脈と横隔神経であり、斜角筋群周辺の通過構造物は位置によって明確に区別される。
関連知識
前斜角筋は頸椎の横突起から起こり第1肋骨に停止する筋であり、その前方を鎖骨下静脈や横隔神経が下行する。斜角筋隙が狭小化することで腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫されると、胸郭出口症候群を引き起こす原因となり臨床上極めて重要である。