骨盤隔膜の主な機能として正しいのはどれか。
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正解は4番
解説
骨盤隔膜は肛門挙筋などを主体として骨盤底を形成し、骨盤内臓器を下から支えるとともに、腹腔・骨盤腔内容物の脱出を防ぎ、排尿・排便などの排泄機能の制御に重要な役割を果たしている。
選択肢ごとの解説
- 1. 股関節の外旋を行うのは梨状筋や内閉鎖筋などの深層股関節外旋筋であり、骨盤隔膜の主たる機能ではない。
- 2. 体幹の回旋には腹斜筋群や腹直筋などの腹壁筋が関与しており、骨盤隔膜の機能とは異なる。
- 3. 下肢への血液供給は総腸骨動脈から分岐する外腸骨動脈および大腿動脈などの血管系の働きである。
- 4. 正解。骨盤隔膜は肛門挙筋などを主体として骨盤底を形成し、骨盤内臓器を下から支えるとともに、腹腔・骨盤腔内容物の脱出を防ぎ、排尿・排便などの排泄機能の制御に重要な役割を果たしている。
国試ポイント
骨盤隔膜の主体が肛門挙筋であることと、骨盤内臓器の支持・排泄の制御という生理的役割を結びつけて覚える。
覚え方
骨盤隔膜=ハンモックのように臓器を「支え」、排泄を「締める」
対になる知識
骨盤隔膜は主に肛門挙筋(恥骨尾骨筋・腸骨尾骨筋・恥骨直腸筋)と尾骨筋によって構成される。その主な機能は骨盤内臓器を下から支える支持作用と、排便・排尿反射に関与する排泄機能の制御である。
関連知識
骨盤底を形成する骨盤隔膜の筋群である肛門挙筋や尾骨筋が加齢、妊娠あるいは分娩によって機能不全に陥ると、腹圧性尿失禁や子宮脱、直腸脱といった骨盤臓器脱を引き起こす臨床的要因となる。骨盤内臓器の位置を正常に保持するために不可欠な構造である。