緊張型頭痛
疾患
はじめに
緊張型頭痛は、国際頭痛分類において一次性頭痛に分類される疾患の一つです。精神的ストレスや長時間の同一姿勢の保持などが引き金となり、頭頸部から肩甲帯にかけての筋肉が緊張することで生じます。
どんな病気か
国際頭痛分類で一次性頭痛の一つに位置づけられる疾患であり、片頭痛や群発頭痛と並ぶ代表的な頭痛の病型です。精神的ストレスや身体的ストレスなどがきっかけとなって発症することが知られています。
原因と病態
精神的ストレスや長時間の同一姿勢の保持などによって、頭頸部から肩甲帯にかけての筋肉が緊張することが主因となって発症します。後頭筋、側頭筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋などの頭部や頸部の主要な筋肉の過緊張が深く関与しています。
症状
両側性の締め付けられるような非拍動性の痛みを特徴として現れます。片頭痛のような自律神経症状を伴わない点が臨床的な特徴であり、長時間のパソコン作業などによる肩こりや後頭部痛を伴うことがよく見られます。
治療と対応
鍼灸治療では、局所の筋緊張緩和だけでなく、自律神経の調整や全身的な血流改善を目的とした総合的なアプローチが行われます。また、生活指導としては不良姿勢の改善や適度な休憩、ストレッチなどが重要となります。
国家試験のポイント
国家試験では、片頭痛や群発頭痛といった他の一次性頭痛との臨床的特徴の鑑別が問われます。また、緊張型頭痛に関連する筋肉と、それに対応する経穴の位置関係の組み合わせについても出題されます。
間違えやすいところ
片頭痛が片側性で拍動性の痛みや悪心・光過敏を伴うのに対し、緊張型頭痛は両側性の締め付けられるような非拍動性の痛みであり自律神経症状を伴わない点などで混同しないように区別する必要があります。