患者は頭部の片側に多くみられる拍動性の頭痛を主訴とし、悪心・嘔吐や光過敏を伴っている。症例情報から最も考えられる慢性頭痛の病態はどれか。
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正解は1番
解説
片頭痛は、三叉神経血管系の活性化とそれに伴う神経ogenic inflammation(神経原性炎症)が主たる発症機序とされる。多くは頭部の片側に拍動性の激しい頭痛発作として現れ、数時間から数日間持続する。さらに、脳血流の変化やセロトニンの関与により、悪心・嘔吐の消化器症状や、光過敏(羞明)・音過敏(聴覚過敏)といった感覚過敏を伴うのが臨床上の大きな特徴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。片頭痛は、三叉神経血管系の活性化とそれに伴う神経ogenic inflammation(神経原性炎症)が主たる発症機序とされる。多くは頭部の片側に拍動性の激しい頭痛発作として現れ、数時間から数日間持続する。さらに、脳血流の変化やセロトニンの関与により、悪心・嘔吐の消化器症状や、光過敏(羞明)・音過敏(聴覚過敏)といった感覚過敏を伴うのが臨床上の大きな特徴である。
- 2. 急性期頭痛薬の過剰摂取により引き起こされる慢性頭痛であり、本症例の臨床像とは異なるため誤り。
- 3. 激しい片側性の眼窩周囲の痛みと自律神経症状を伴うが、本症例の主訴とは病態が異なるため誤り。
- 4. 締め付けられるような持続性の頭痛であり、拍動性や悪心・嘔吐は典型的ではないため誤り。
国試ポイント
一次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)の臨床的特徴(痛みの性質、部位、随伴症状)の鑑別が問われる。
覚え方
片頭痛は「片方」「拍動」「吐き気」の3Pで覚える。
対になる知識
片頭痛は、片側性で拍動性の強い頭痛を特徴とし、悪心や嘔吐、光過敏や音過敏を伴うことが多い。これに対し、緊張型頭痛は、両側性の締め付けられるような非拍動性の痛みを特徴とし、自律神経症状を伴わない点が鑑別において重要となる。
関連知識
片頭痛の急性期治療にはトリプタン製剤などが広く用いられている。鍼灸治療においては、頭部や頸部の筋緊張緩和による局所血流の調整や、自律神経系のバランスを整える施術を行うことで発作頻度や疼痛の軽減を図ることが可能である。