病気の解説
心タンポナーデ
別名:心臓タンポナーデ
緊急性の高い症状
急な強い息苦しさ、血圧が下がる、意識が遠のく、ぐったりするときは、ただちに救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
息苦しさ・動悸・強いだるさがあるときは速やかに受診してください。
基本
概要
心タンポナーデは、心臓を包む膜の腔にたまった液体が心臓の動きを妨げ、拍動や血液の循環に影響を与える状態です。症状として、ふらつき・息切れ・時に失神、血圧の低下や心拍数の増加、汗をかいて青く冷たく感じること、首の静脈の膨れを感じることがあります。
主な症状
心タンポナーデではふらつきや息切れが起こることがあり、失神することもあります。血圧が低くなり心拍数が増えることがあります。皮膚は汗ばんで青く冷たく感じることがあり、首の静脈が腫れたように見えることもあります。
検査と診断
診断
診断には医師による評価と心エコー検査が用いられます。心タンポナーデは急を要する状態で、迅速な診断と治療が重要です。心エコー検査は診断の確定における重要な検査です。
治療
治療
治療として、胸部に針を刺して心臓の周りの液体を取り除く心嚢穿刺が行われます。ときに超音波を使って行うことがあります。液体を十分に除去できない場合は、胸を開いて液を排出する開胸手術や心膜切開、必要に応じて心膜の一部を除くこともあります。
循環器内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。