血瘀の典型的な症状としてみられるものはどれか。
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正解は3番
解説
血瘀は血行不良によって血が滞る病態であり、局所の気血の不通を招くため、固定性の激しい痛み(刺痛)、しこり、皮膚の色素沈着や舌下静脈の怒張、月経異常などを引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. これも血虚や肝血不足による筋の栄養障害でみられる症状。本問の血瘀では血の運行阻害が主病態である。
- 2. これは血虚による肝血不足の症状。本問の血瘀では血流の停滞による固定性の痛みが特徴となる。
- 3. 正解。血瘀は血行不良によって血が滞る病態であり、局所の気血の不通を招くため、固定性の激しい痛み(刺痛)、しこり、皮膚の色素沈着や舌下静脈の怒張、月経異常などを引き起こす。
- 4. 顔面蒼白は血の不足による血虚の症状。本問の血瘀では血行障害により顔色の暗滞や紫斑がみられる。
国試ポイント
血瘀のキーワードである「刺痛」「しこり」「紫暗色・色素沈着」は国家試験で頻出。血虚(顔色蒼白・めまい・しびれ)との鑑別が重要。
覚え方
血虚は「虚す(足りない)」から蒼白・しびれ ⇄ 血瘀は「瘀む(滞る)」から刺痛・しこり
対になる知識
血虚の症状には顔色蒼白、めまい、動悸、しびれなどがあり、血熱の症状には発熱や出血がみられる。これに対し、瘀血の症状は刺痛、固定性のしこり、色素沈着などが特徴的である。
関連知識
血瘀は気滞や気虚、寒邪の侵入などによって血行が阻害されて引き起こされることが多い。舌診では舌質の紫暗や瘀点・瘀斑、舌下静脈の怒張が特徴的な所見として現れるため診断上の重要な手がかりとなる。