原発性サルコペニアの発症要因はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
原発性サルコペニアは、他の疾患や要因に起因しない、加齢のみを主な原因として発症する筋肉量の減少と筋力・身体機能の低下を指します。加齢に伴い、筋タンパク合成の低下、筋衛星細胞の機能不全、炎症性サイトカインの増加などが複合的に関与し、筋量の維持が困難になります。
選択肢ごとの解説
- 1. 廃用性萎縮は、活動量低下や不動によって引き起こされる筋萎縮であり、二次性サルコペニアの原因の一つです。原発性サルコペニアの直接的な発症要因ではありません。 正しくは:原発性サルコペニアの要因は加齢である。
- 2. 正解。加齢は、他の明らかな疾患や要因がないにもかかわらず、生理的に筋量減少と筋力低下を引き起こす、原発性サルコペニアの定義上の主要因です。
- 3. 低栄養は、タンパク質やエネルギー摂取不足により筋萎縮を引き起こす要因であり、二次性サルコペニアの原因の一つです。原発性サルコペニアの直接的な発症要因ではありません。 正しくは:原発性サルコペニアの要因は加齢である。
- 4. 悪性腫瘍は、カヘキシアや炎症反応の亢進、治療による副作用などによって筋萎縮を引き起こす要因であり、二次性サルコペニアの原因の一つです。原発性サルコペニアの直接的な発症要因ではありません。 正しくは:原発性サルコペニアの要因は加齢である。
国試ポイント
サルコペニアの分類(原発性・二次性)とそれぞれの主な発症要因を区別して覚えること。
混同注意
廃用性萎縮や低栄養は二次性サルコペニアの原因であり、加齢が主な要因となる原発性サルコペニアとは区別が必要です。二次性サルコペニアは病態や生活習慣が関与しますが、原発性は加齢という生理的な変化が主因です。
次に同じ論点が出たら
サルコペニアの問題が出た場合、「原発性」か「二次性」かを確認し、それぞれの主要な原因が問われているかを判断します。原発性であれば「加齢」、二次性であれば「疾患(悪性腫瘍など)」「活動量低下(廃用性)」「栄養不良(低栄養)」などを選択します。
覚え方
サルコペニアの問題が出た場合、「原発性」か「二次性」かを確認し、それぞれの主要な原因が問われているかを判断します。原発性であれば「加齢」、二次性であれば「疾患(悪性腫瘍など)」「活動量低下(廃用性)」「栄養不良(低栄養)」などを選択します。
対になる知識
廃用性萎縮や低栄養は二次性サルコペニアの原因であり、加齢が主な要因となる原発性サルコペニアとは区別が必要です。二次性サルコペニアは病態や生活習慣が関与しますが、原発性は加齢という生理的な変化が主因です。
関連知識
サルコペニアの診断基準(国際ワーキンググループの基準など)として、筋力低下、身体能力の低下、そしてこれらを裏付ける筋量減少の3要素が重要です。また、サルコペニアの予防には、レジスタンス運動と十分なタンパク質摂取が有効です。