ビタミンB1欠乏でみられるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ビタミンB1(チアミン)は糖代謝の補酵素であり、神経組織でのエネルギー産生に必須です。欠乏すると神経細胞の機能が障害され、特に末梢神経に影響を及ぼし、多発性末梢神経障害(脚気)を引き起こします。
選択肢ごとの解説
- 1. ペラグラはナイアシン(ビタミンB3)欠乏によって生じる疾患であり、ビタミンB1欠乏症ではありません。 正しくは:ナイアシン(ビタミンB3)欠乏症。
- 2. 萎縮性胃炎は、ビタミンB12欠乏の主な原因となる自己免疫性疾患(悪性貧血)に伴って見られることがありますが、直接ビタミンB1欠乏で生じるものではありません。 正しくは:ビタミンB12欠乏の原因となる疾患(自己免疫性胃炎など)。
- 3. 巨赤芽球性貧血は、葉酸(ビタミンB9)またはビタミンB12の欠乏によって生じる貧血であり、ビタミンB1欠乏症ではありません。 正しくは:葉酸(ビタミンB9)またはビタミンB12欠乏症。
- 4. 正解。ビタミンB1(チアミン)は神経機能の維持に不可欠であり、その欠乏は末梢神経の障害を引き起こし、多発性末梢神経障害(脚気)として発現します。
国試ポイント
各ビタミンの欠乏症と、それが原因となる代表的な疾患を結びつけて覚えることが重要です。
混同注意
ビタミンB群はそれぞれ異なる欠乏症を呈するため、混同しないよう注意が必要です。特にナイアシン(B3)、葉酸(B9)、ビタミンB12は区別して覚えましょう。
次に同じ論点が出たら
ビタミン欠乏症の問題が出た際は、提示された症状がどのビタミンと関連が深いか、特に神経系、皮膚、造血系への影響に注目して判断します。
覚え方
ビタミン欠乏症の問題が出た際は、提示された症状がどのビタミンと関連が深いか、特に神経系、皮膚、造血系への影響に注目して判断します。
対になる知識
ビタミンB群はそれぞれ異なる欠乏症を呈するため、混同しないよう注意が必要です。特にナイアシン(B3)、葉酸(B9)、ビタミンB12は区別して覚えましょう。
関連知識
ビタミンB1欠乏症は、精米された白米を主食とする地域やアルコール多飲者によく見られます。重症化するとウェルニッケ脳症やコルサコフ症候群などの脳症を呈することもあります。