脊柱管狭窄症の間欠跛行患者に対する運動療法として、症状が緩和され比較的安全に行えるものはどれか。
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正解は1番
解説
腰部脊柱管狭窄症では、脊柱を伸展させると脊柱管が狭窄して神経根や馬尾が圧迫され、間欠跛行が悪化する。一方、自転車エルゴメーターなどの前傾姿勢をとる運動は脊柱管を広げるため、症状が誘発されにくく有効な運動療法となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。腰部脊柱管狭窄症では、脊柱を伸展させると脊柱管が狭窄して神経根や馬尾が圧迫され、間欠跛行が悪化する。一方、自転車エルゴメーターなどの前傾姿勢をとる運動は脊柱管を広げるため、症状が誘発されにくく有効な運動療法となる。
- 2. 脊椎を過度に伸展させる運動は、腰部脊柱管狭窄症において狭窄をさらに増悪させ、神経症状を悪化させるため禁忌または避けるべき動作である。
- 3. 急激な高強度のランニングは、脊椎や下肢関節への衝撃および過度な負荷が強すぎるため、疾患の有無に関わらず病態を悪化させるリスクが高い。
- 4. 長距離の平地歩行は、腰椎が自然と軽度伸展位になりやすく脊柱管を狭窄させるため、間欠跛行の症状を悪化させる原因となり制限すべきである。
国試ポイント
腰部脊柱管狭窄症の病態生理(前屈で改善・伸展で悪化する特徴)を理解し、適切な運動(自転車エルゴメーターなど)を選択できるかが問われる。
覚え方
狭窄症は「前に屈んで(前屈)」ラクになる!自転車こぎがおすすめ
対になる知識
脊柱管狭窄症の間欠跛行は、脊椎の伸展や長距離歩行によって悪化する。そのため、体幹の前屈姿勢を保てる自転車エルゴメーターや水中ウォーキングは、症状を緩和させながら比較的安全に行える有効な運動療法として広く推奨されている。
関連知識
間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症のほか、閉塞性動脈硬化症(ASO)などの末梢血管障害でもみられる。しかし、ASOの場合は血流障害による血管性の要因であるため、前屈姿勢をとっても神経性のように症状が改善することはない点に注意が必要である。