膵癌の発症リスクとして関連が低いものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
高血圧は膵癌の直接的なリスクファクターとしては挙げられていない。一方、喫煙、糖尿病、慢性膵炎、肥満、大量飲酒、膵癌の家族歴などがリスクとして知られている。
選択肢ごとの解説
- 1. 遺伝的素因や第一度近親者における膵癌の家族歴は、遺伝性膵癌や遺伝子変異を背景とする重要なリスクファクターであるため誤り。
- 2. 正解。高血圧は膵癌の直接的なリスクファクターとしては挙げられていない。一方、喫煙、糖尿病、慢性膵炎、肥満、大量飲酒、膵癌の家族歴などがリスクとして知られている。
- 3. 過度な飲酒や慢性アルコール摂取は慢性膵炎を引き起こし、二次的に膵癌の発症リスクを高めることが知られているため誤り。
- 4. 肥満はインスリン抵抗性や慢性炎症を誘導し、ホルモン環境の変化を介して膵癌の発症リスクを明確に上昇させるため誤り。
国試ポイント
生活習慣病の中でどれがどの臓器癌の危険因子であるかを問う問題。高血圧は血管病変、糖尿病や喫煙は膵癌のリスクと整理する。
覚え方
膵癌リスク=「す(吸煙/喫煙)だ(糖尿病)ま(慢性膵炎)ひ(肥満)」
対になる知識
膵癌のリスクファクターとしては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、肥満、および膵癌の家族歴などが挙げられる。高血圧は生活習慣病の一つであるが、直接的な膵癌の発症危険因子としては統計学的に関与が認められていない。
関連知識
膵臓は腹膜後器官に位置し、周囲の主要血管や神経叢へ早期から浸潤するため、発見時には手術適応外であることも多い。そのため、危険因子を有する対象者に対する継続的な画像検査など、早期発見に向けた取り組みが極めて重要となる。