自然気胸の典型的な症状として正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
自然気胸は肺のブラやブレブの破裂により胸腔内に空気が漏出する病態である。胸膜腔内圧が上昇して肺が虚脱するため、突発的な片側の胸痛と呼吸困難を伴うことが特徴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 胸部圧迫感(締め付け感)は虚血性心疾患(狭心症など)の発作時にみられることが多い症状であり、気胸の突発的かつ鋭い胸痛とは区別される。
- 2. 呼気性喘鳴は気管支喘息における可逆性の気道狭窄に特徴的な所見である。自然気胸の主症状ではない。
- 3. 正解。自然気胸は肺のブラやブレブの破裂により胸腔内に空気が漏出する病態である。胸膜腔内圧が上昇して肺が虚脱するため、突発的な片側の胸痛と呼吸困難を伴うことが特徴である。
- 4. 労作時呼吸困難はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺線維症などで徐々に進行する症状であり、自然気胸の急性発症の典型症状とは異なる。
国試ポイント
「若年・やせ型の男性」「突然の胸痛・呼吸困難」というキーワードの組み合わせから自然気胸を想起できるかが問われる。
覚え方
気胸は「突・胸(とっきょう)」
対になる知識
自然気胸=突然の胸痛・呼吸困難 / COPD=労作時呼吸困難・喫煙歴 / 気管支喘息=発作性の呼気性喘鳴・可逆性気道狭窄 / 肺線維症=進行性の乾性咳嗽と労作時呼吸困難・拘束性換気障害
関連知識
自然気胸は、肺のブラ(気腫性嚢胞)の破裂などを原因として胸膜腔内に空気が貯留する疾患であり、若年で背が高いやせ型の男性に好発する。発症時には突然の激しい胸痛と片側の呼吸困難が出現する。身体診察では患側の呼吸音の減弱や消失が聴診され、打診すると鼓音が聴取される特徴的な所見が得られる。