パーキンソン病の自律神経障害としてよくみられるものはどれか。
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正解は2番
解説
パーキンソン病では中枢および末梢の自律神経系が障害されるため、交感神経機能の低下に伴い起立性低血圧が高頻度にみられる。その他、便秘や排尿障害、発汗異常なども特徴的な自律神経症状である。
選択肢ごとの解説
- 1. 吃逆(しゃっくり)は横隔膜の不随意収縮であり、パーキンソン病の典型的な自律神経症状ではない。
- 2. 正解。パーキンソン病では中枢および末梢の自律神経系が障害されるため、交感神経機能の低下に伴い起立性低血圧が高頻度にみられる。その他、便秘や排尿障害、発汗異常なども特徴的な自律神経症状である。
- 3. 唾液分泌は低下しにくいが、嚥下障害(飲み込みにくさ)にともなって口腔内に唾液が溜まり、流涎(よだれ)がみられることがある。分泌自体が亢進しているわけではない。
- 4. 散瞳は交感神経の緊張や副交感神経の障害などで生じるが、パーキンソン病の代表的な自律神経症状としては挙げられない。
国試ポイント
パーキンソン病の三大主徴(振戦、固縮、無動)だけでなく、起立性低血圧や便秘などの自律神経症状も国家試験で頻出である。
覚え方
パーキンソン、起立で『低(てい)』血圧
対になる知識
パーキンソン病の三大主徴は振戦、固縮、無動(寡動)であり、これに姿勢反射障害が加わる。また、運動症状以外にも、嗅覚障害、睡眠障害、うつ症状、起立性低血圧などの多彩な非運動症状(自律神経障害)が高頻度に合併することが知られている。
関連知識
パーキンソン病は脳の中脳黒質におけるドーパミン産生神経細胞の変性・脱落が本態である。不足したドーパミンを補うL-ドーパ製剤やドパミン受容体作動薬を用いた薬物療法が行われ、運動機能の維持とQOLの改善を図る。