頭部の神経痛と局所治療穴の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
大耳介神経は、C2, C3神経から起こり、耳介前部・後部・下部および下顎角部の皮膚感覚を支配します。翳風穴と角孫穴を結ぶ線の中央、乳様突起の後方にある瘈脈穴は、大耳介神経の走行経路に近接しており、この神経痛の局所治療穴として適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 三叉神経痛(第1枝)の治療穴として太陽は適切ではありません。太陽はこめかみ付近の経外奇穴で、片頭痛や眼疾患に用いられることが多いです。 正しくは:三叉神経痛(第1枝)であれば、攢竹や魚腰がより適切な治療穴です。
- 2. 大後頭神経痛の治療穴として完骨は適切ではありません。完骨は乳様突起の後下方に位置し、大後頭神経の走行からはやや離れています。 正しくは:大後頭神経痛であれば、風池や天柱がより適切な治療穴です。
- 3. 小後頭神経痛の治療穴として天柱は適切ではありません。天柱は大後頭神経の関連穴であり、小後頭神経は天柱より外側を走行します。 正しくは:小後頭神経痛であれば、風池がより適切な治療穴です。
- 4. 正解。大耳介神経痛の局所治療穴として瘈脈は正しい組合せです。瘈脈は大耳介神経の走行経路に近い耳介後部に位置します。
国試ポイント
頭部の神経痛とそれに対応する治療穴の解剖学的位置関係を理解し、区別して覚えることが重要です。
混同注意
後頭神経痛と三叉神経痛は混同しやすく、それぞれ支配領域が異なるため、関連する治療穴も異なります。
次に同じ論点が出たら
頭部の神経痛問題が出た場合、まず支配神経の走行と支配領域を正確に想起し、その神経が体表に現れる部位や経穴との関係を判断します。
覚え方
頭部の神経痛問題が出た場合、まず支配神経の走行と支配領域を正確に想起し、その神経が体表に現れる部位や経穴との関係を判断します。
対になる知識
後頭神経痛と三叉神経痛は混同しやすく、それぞれ支配領域が異なるため、関連する治療穴も異なります。
関連知識
三叉神経痛の治療穴:第1枝(眼窩上神経)は攢竹・魚腰、第2枝(頬骨神経・眼窩下神経)は四白・巨髎、第3枝(下顎神経)は下関・頬車。大後頭神経痛の治療穴:風池・天柱。小後頭神経痛の治療穴:風池。