灸痕の化膿を防止する方法で誤っているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
水疱の掻破は皮膚のバリア機能を破壊し、細菌感染のリスクを著しく高めるため、化膿を防止する方法としては不適切である。化膿とは、細菌感染による炎症反応の結果、膿が形成される状態を指す。
選択肢ごとの解説
- 1. 艾炷を小さくすることで、熱刺激が軽減され、水疱形成や炎症反応が抑制されるため、化膿のリスクが低減する。これは化膿を防止する方法として適切である。
- 2. 同一点に連続して施灸することは、皮膚への刺激が集中し、組織損傷が大きくなるため、水疱形成や潰瘍形成のリスクを高め、結果的に化膿の原因となる。これは化膿を防止する方法としては不適切である。 正しくは:同一点への施灸は避け、施灸部位をずらすか、間隔を空ける。
- 3. 正解。水疱の掻破は、皮膚の保護バリアを破壊し、細菌感染の経路を作るため、化膿を招きやすい。これは化膿を防止する方法としては誤っている。 正しくは:水疱は破らずに保護し、自然に吸収されるのを待つか、医療従事者が清潔な環境下で処置する。
- 4. 痂皮は、皮膚の損傷部位を保護し、外部からの細菌侵入を防ぐ役割があるため、痂皮を保護することは化膿防止に繋がる。これは化膿を防止する方法として適切である。
国試ポイント
灸痕の管理における感染予防策の基本を理解し、特に水疱や痂皮の適切な処置方法を覚える。
混同注意
灸による水疱形成は正常な反応と捉えられがちだが、その後の処置が不適切だと感染源となる点を混同しない。
次に同じ論点が出たら
灸痕の管理に関する問題が出た場合、感染リスクを高める行為(掻破、不潔な処置)が選択肢に含まれていないかを確認する。
覚え方
灸痕の管理に関する問題が出た場合、感染リスクを高める行為(掻破、不潔な処置)が選択肢に含まれていないかを確認する。
対になる知識
灸による水疱形成は正常な反応と捉えられがちだが、その後の処置が不適切だと感染源となる点を混同しない。
関連知識
灸による水疱は、表皮と真皮の間に組織液が貯留したものであり、破らないことが原則である。感染を避けるためには、清潔保持が最も重要である。