鍼施術における補法に関する記述で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
呼吸補瀉において、患者の吸気時に鍼を刺入し、呼気時に抜鍼する手技は、気の流入出に合わせて正気を補う「補法」に属する。また抜鍼後に直ちに鍼孔を閉じることも補法とされる。
選択肢ごとの解説
- 1. 抜鍼後に鍼孔を開いておく(揉まない、閉じない)手技は、邪気の排泄を促す「瀉法」に属する。補法では直ちに鍼孔を閉じる。
- 2. 速く刺入して速く抜鍼する(速刺速抜)は、邪気を発散・排除しやすくするための「瀉法」の代表的な手技である。
- 3. 正解。呼吸補瀉において、患者の吸気時に鍼を刺入し、呼気時に抜鍼する手技は、気の流入出に合わせて正気を補う「補法」に属する。また抜鍼後に直ちに鍼孔を閉じることも補法とされる。
- 4. 患者の呼気時に刺入し、吸気時に抜鍼する手技は、邪気を追い出すことを目的とする「瀉法」に属する。
国試ポイント
鍼の補瀉手技(呼吸・刺抜の速度・抜鍼後の鍼孔の処置)における補と瀉の組み合わせを問う問題が頻出である。
覚え方
補いたい時は「吸って入れ、閉じて守る」、瀉したい時は「吐いて出し、開いて流す」と覚える。
対になる知識
鍼施術における補法は、患者の吸気時に刺入し呼気時に抜鍼する、徐々に刺入してゆっくり抜鍼する、抜鍼後直ちに鍼孔を閉じるなどの手技を用いる。これに対して瀉法は、呼気時に刺入し吸気時に抜鍼する、速く刺入して速く抜鍼する、抜鍼後に鍼孔を開いておくなどの手技を用いる。
関連知識
補瀉は虚実に応じた基本手技であり、患者の呼吸や手技のスピード、方向性などと組み合わせて行われる。鍼灸治療において、虚証には気を補う補法を、実証には邪気を発散・排除する瀉法を選択することが原則であり、国家試験では手技と補瀉の正誤が頻繁に問われる。